解説/論評 Interpretation/Commentary in 1998
◆<星>チップ流通業者ERL、中国PCブームの恩恵享受
【シンガポール】インテル・マイクロプロセッサー・チップの流通を手がけるエレクトロニク・リソーシズLtd(ERL)は、中国におけるコンピューター・ブームで大きな恩恵を享受できる見通しだ。
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1998-01-06 ArtNo.13353(2/257)
◆<馬>不動産業界、来年は一層深刻な不況に
【クアラルンプル】マレーシアの不動産市場は、需要の縮小と予想される供給の拡大で、今年から来年にかけて一層の値下がりが見込まれている。
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1998-01-08 ArtNo.13374(3/257)
◆<星>石油精製/石化産業にアジア経済危機の恩恵
【シンガポール】シンガポールの石油精製/石油化学産業は、アジアを襲った経済危機で周辺諸国のライバルの拡張計画が停頓したため、恩恵を受けられそうだ。
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1998-01-09 ArtNo.13392(4/257)
◆<星>今年の成長率は3.5~4%に:国際商業会議所
【シンガポール】シンガポールの今年の経済成長率は3.5~4%にとどまり、特に上半期の成長率は下半期を下回る見通しだ。
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1998-01-10 ArtNo.13404(5/257)
◆<星>電子業況の悲観的見通し強まる
【シンガポール】域内諸国通貨の引き続く値下がりと予想外に低調な需要動向から、僅か1カ月前まで、電子業況が今年は回復に転じると予想していたエコノミストらが、急速に悲観的見通しを強めている。
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1998-01-12 ArtNo.13420(6/257)
◆<星>経済開発局、今年も昨年レベルの製造業投資期待
【シンガポール】経済開発局(EDB)のフィリップ・ヨー会長は9日、「今年の製造業投資には控えめながら楽観的見通しを抱いている」とし、「もし昨年レベルが維持されるなら十分だろう」と語った。
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1998-01-12 ArtNo.13424(7/257)
◆<馬>経済、6~12カ月内に緩やかな上昇基調回復:首相
【クアラルンプル】マハティール首相は9日、国民がMドルに対する信頼を回復し、株式に投資するなら、マレーシア経済は6乃至12カ月で緩やかな上昇基調を回復するとの見通しを語った。
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1998-01-12 ArtNo.13429(8/257)
◆<印度>来年3月までに特別関税撤廃:蔵相
【ニューデリー】インド政府の経済改革は継続され、関税に関しては削減あるのみで、関税に代わるものとして導入された特別税も1999年3月までに撤廃される。
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1998-01-13 ArtNo.13434(9/257)
◆<星>首相、戦後最大の金融危機に対応呼びかけ
【シンガポール】ゴー・チョクトン首相は11日、現在域内諸国が直面している金融危機は戦後生じたものの中では最も深刻なもの、と指摘するとともに、与党人民行動党(PAP)と全国労働組合会議(NTUC)に一連のセミナーを催し、危機の実体やその影響に関する国民の理解を助けるよう呼びかけた。
関係セミナーは今後1カ月間に開催されると言う。
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1998-01-13 ArtNo.13435(10/257)
◆<星>昨年の貿易統計にアジア金融危機の影響皆無?
【シンガポール】アジア諸国が通貨/証券市場の未曾有の波乱に直面しているにも関わらず、昨年初11カ月の統計から見る限り、シンガポールと域内諸国の貿易取引には何ら顕著な変化は生じていない。
しかしながら貿易開発局(TDB)は新市場の開拓に一層拍車をかける方針だ。
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1998-01-14 ArtNo.13452(11/257)
◆<星>電子業界にMドル/ルピア値下がりの打撃
【シンガポール】域内諸国の企業とMドルやルピア建てで取引しているシンガポールの電子部品サプライアは為替相場の変動に伴う打撃を被っている。
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1998-01-15 ArtNo.13470(12/257)
◆<馬>今年の国内総生産成長率3.8%:ロンドン研究機関
【ロンドン】マレーシア経済がタイ・スタイルの落ち込みを見ることはないが、国内総生産(GDP)成長率が4%を割り込むのを防ぐ保証もないと言う。
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1998-01-17 ArtNo.13494(13/257)
◆<星>アナリスト、銀行不良貸付に依然懸念
【シンガポール】アナリストらは15日、地場銀行6行の昨年11月末時点の不良貸付(NPL)の水準(貸付総額の2%)には、何ら警戒すべき点はないが、域内諸国の通貨危機が深刻化した12月以降の状況は不明とし、リー・シエンロン副首相の国会報告に関わらず、銀行危機が発生する可能性を指摘した。
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1998-01-19 ArtNo.13510(14/257)
◆<星>HDD産業、今年も成長持続:経済開発局
【シンガポール】昨年のディスク・ドライブ(HDD)出荷額は13%の成長を見、今年もユニット数/額の双方でプラス成長を維持する見通しだ。
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1998-01-19 ArtNo.13513(15/257)
◆<星>今年の経済成長率4.8%:南洋理工大学
【シンガポール】最近の通貨市場の激動はシンガポールの対外貿易にはほとんど影響を及ぼすことなく、今年の国内総生産(GDP)は依然として4.8%の成長が見込める。
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1998-01-20 ArtNo.13526(16/257)
◆<星>経済、来年は力強い成長回復:ベアリング証券
【ロンドン】短期的な困難に関わらず、シンガポールはアジア経済の下降基調を跳ね返し、今年は足場を固め、来年は力強い成長を回復する。
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1998-01-23 ArtNo.13568(17/257)
◆<星>上級相、経済危機克服の3条件/5施策提起
【バンコク】シンガポールのリー・クアンユー上級相は21日、タイの国防学院で講演、東アジアが直面する金融危機を克服する3つの先決条件や政府が採用すべき5施策等を提起した。
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1998-01-23 ArtNo.13569(18/257)
◆<星>専門家の経済回復のシナリオに相違:IPSセミナー
【シンガポール】国立シンガポール大学(NUS)商学部商業政策学科主任のタン・コンヤム助教授とSocgen-Crosby Securitiesのマヌ・バスカラン重役(MD)は、政策研究所(IPS)が21日に主催した“シンガポール1997年の回顧”と題するセミナーの席上、シンガポール及び域内経済の異なる回復のシナリオを披露した。
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1998-01-23 ArtNo.13580(19/257)
◆<印度>冷間圧延市場に再編の波
【ムンバイ】インドの鉄鋼メーカーの半ばが、幅の狭い冷間圧延製品(NWCR)の製造を手がけているが、低マージン、輸入品との競争過熱、経済性を満たさぬ生産規模、製品ミックスの乏しさ等の問題に直面、同部門の再編を強いられている。
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1998-01-26 ArtNo.13606(20/257)
◆<馬>従来型の住宅需要は依然安定:WTWレポート
【クアラルンプル】国内経済は問題に直面しているものの、従来型の住宅は今年も比較的安定した需要が見込める。
しかし地元不動産市場の他の部門の需要は減退する見通しだ。
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1998-01-27 ArtNo.13613(21/257)
◆<星>為替操作よりも実質的競争力強化を重視:副首相
【シンガポール】シンガポール政府は、外為市場操作を通じて一時的に名目的競争力を強化するよりも、公共積立基金(CPF)の引き下げや生産性の向上を通じた実質的な競争力強化を国民に説得する。
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1998-01-27 ArtNo.13618(22/257)
◆<馬>アジアで最初に経済危機克服も:米国大使
【クアラルンプル】米国のジョンR.マロット大使は25日、「米国はマレーシアがアジア諸国の中で最も早く経済危機を克服する国の1つと見ている」と述べ、マレーシア経済の回復に楽観的見通しを示した。
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1998-02-02 ArtNo.13645(23/257)
◆<星>アジア的価値観と低透明度は無関係:リー上級相
【シンガポール】リー上級相は先週月曜、BBCの放送番組「今日の東アジア」のインタビューに応じ、アジア的価値観と不透明さに相互関係はなく、一概に論じられるべきではないと指摘した。
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1998-02-09 ArtNo.13734(24/257)
◆<星>政治家の軽率と無知が金融危機悪化の2要因:上級相
【シンガポール】リー・クアンユー上級相は7日、東アジアの金融危機を悪化させた元凶は、その実、内政に目を奪われ、金融危機の解決を二の次にした、国際金融市場に無知な政治家自身であると指摘した。
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1998-02-10 ArtNo.13748(25/257)
◆<星>昨年第4四半期の企業業績、過去2年来の最悪に
【シンガポール】昨年第4四半期に売上減を記録した企業は売上増を記録した企業を33%ポイント、減益企業は増益企業を43%ポイント、受注減の企業は受注増の企業を46%ポイント、それぞれ上回り、向こう6カ月の景気を悲観視する企業も楽観視する企業を69%ポイント上回った。
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1998-02-10 ArtNo.13749(26/257)
◆<星>先行き悲観企業が急増
【シンガポール】アジアを襲った金融危機の影響が長引く中で、シンガポールを拠点とする企業の事業見通しも、昨年第4四半期には急速な冷え込みを見た。
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1998-02-14 ArtNo.13813(27/257)
◆<星>展示・会議ビジネス、向こう2年間も低迷
【シンガポール】シンガポールの展示・会議ビジネスは域内諸国の通貨危機の影響で向こう2年間、低調に推移する見通しだ。
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1998-02-16 ArtNo.13828(28/257)
◆<星>域内諸国は政経社会を巻き込んだ全面的危機に直面:副首相
【シンガポール】リー・シエンロン副首相は14日、域内諸国が目下直面しているのは、周期的な経済不況と言うよりは、政治、経済、社会を包み込んだ全面的な危機であると警鐘した。
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1998-02-16 ArtNo.13834(29/257)
◆<印度>国民会議派主導の連立政権誕生?
【ニューデリー】日刊紙タイムズ・オブ・インディアと週刊誌インディア・トゥデイが先週末掲載した全国世論調査報告によれば、今日(2/16)投票が行われるインド国会下院選挙で、インド人民党(BJP)と国民会議派はそれぞれ議席を伸ばすものの、依然として単独政権を樹立するには至らないものと見られる。
とは言え、少なくとも主要政党によりリードされる比較的安定した連立政権が発足する見通しだ。
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1998-02-20 ArtNo.13897(30/257)
◆<印度>自動二輪車市場の成長鈍化:Crisil
【プーナ】自動二輪車市場の需要が鈍化する中で主要メーカーが揃って設備能力の拡張を図っていることから、これらのプレーヤーはマーケッティング面でリスクを負うものと見られる。
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1998-02-20 ArtNo.13899(31/257)
◆<印度>地場コンピューター産業、MNCと対等の競争希望
【ニューデリー】インドの地元コンピューター及びソフトウェア業界は対等な土俵で多国籍企業と競争することを欲している。
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1998-02-21 ArtNo.13905(32/257)
◆<星>民間住宅の品質は世界第2位:レポート
【シンガポール】シンガポールのコンドミニアムは設備、建具類、仕上がりで第2位にランクされ、民間住宅の国際水準が立証された。
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1998-02-25 ArtNo.13947(33/257)
◆<星>法人税の1%ポイントを超えるカットは望み薄?
【シンガポール】一部のアナリストは今週金曜に発表されるシンガポールの新年度予算案において法人税率が1%ポイント以上カットされる可能性は薄いと予想している。
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1998-02-26 ArtNo.13967(34/257)
◆<馬>経済再建のためブミプトラ政策にも見直し:ダイム氏
【クアラルンプル】マレーシア政府は、経済危機の乗り切りに総力を傾注するため、ブミプトラ政策も暫時放棄する方針を決めたようだ。
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1998-02-27 ArtNo.13993(35/257)
◆<印度>北部地区、インフラ不備で生産力20%下降
【ニューデリー】インド北部諸州の産業界はインフラのボトルネックから平均20%の生産ロスを強いられている。
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1998-03-02 ArtNo.14011(36/257)
◆<星>国有地の供給カットは心理的刺激材料に:不動産アナリスト
【シンガポール】政府が国有地の放出をカットしても、今年市場に供給される民間住宅の戸数は変化しないが、心理的効果は期待できると言う。
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1998-03-02 ArtNo.14014(37/257)
◆<馬>危機克服には政府の迅速な対応が鍵に:政府経済顧問
【クアラルンプル】マレーシア政府はより迅速に通貨危機に対応し、投資家の自信を回復させる必要がある。
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1998-03-06 ArtNo.14071(38/257)
◆<星>HDD産業、今年も緩やかな成長維持
【シンガポール】ディスク・ドライブ(HDD)産業は、供給過剰と値下がりに悩まされるものの、今年も依然として緩やかな成長を遂げる見通しだ。
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1998-03-07 ArtNo.14084(39/257)
◆<星>オフィス市況の回復は1999年末以降に:ゴールドマン
【シンガポール】証券会社ゴールドマン・サックスはシンガポールのオフィス市況の回復の時期を当初今年下半期と予想していたが、1999年後半か、2000年初期に改めるとともに、市況は改善する前に、さらに悪化する恐れがあると指摘している。
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1998-03-09 ArtNo.14108(40/257)
◆<馬>不動産市況の軟化顕在化:JLW
【クアラルンプル】今年第1四半期には、調整期を反映し、不動産供給の過剰現象が顕在化する見通しだ。
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1998-03-10 ArtNo.14117(41/257)
◆<星>ITのアウトソーシングが中堅企業の生存を左右
【シンガポール】アプリケーションやテクニカル・スキルのアウトソーシングが今後中堅企業が生き残る鍵になると言う。
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1998-03-10 ArtNo.14128(42/257)
◆<印度>業界、苛性ソーダ・プロジェクトを揃って棚上げ
【ニューデリー】少なからぬ苛性ソーダ・プロジェクトが棚上げにされたり、大幅に規模が縮小されている。
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1998-03-11 ArtNo.14134(43/257)
◆<馬>Mドルの安定目指し新措置導入:ダイム氏
【クアラルンプル】国家経済行動理事会(NEAC)はMドル相場を安定させるための新措置を既に立案、近く内閣に提出する。
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1998-03-12 ArtNo.14145(44/257)
◆<星>HDD産業成長率、今年は10%に鈍化:調査会社
【シンガポール】ディスク・ドライブ(HDD)産業の今年の成長率は、過去数年来最低の10%に鈍化する見通しだ。
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1998-03-13 ArtNo.14159(45/257)
◆<星>2月の国産非石油製品輸出成長率20%以上に:蔵相
【シンガポール】リチャード・フー蔵相は、このほど2月の国産非石油製品輸出が20%以上の成長を見たことを示唆したが、比較対象になる昨年2月の実績が低調だったことから、エコノミストらは冷淡な反応を見せている。
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1998-03-13 ArtNo.14163(46/257)
◆<星>トムソン/ニュートン地区に近く多数のコンドが誕生
【シンガポール】ポピュラーな住宅地のニュートン/トムソン周辺には18のアパート/コンドミニアム・プロジェクトのパイプが敷かれており、向こう3年間に2000戸近い民間住宅が供給されることになる。
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1998-03-16 ArtNo.14189(47/257)
◆<星>アジアの奇跡は未消滅、世界経済の重心移動は持続:上級相
【シンガポール】アジアを襲った金融危機は一部の国の経済を2~4年停頓させるに過ぎず、アジアの奇跡が消滅した訳ではない。
世界経済の重心が西欧からアジアに移動する長期的趨勢は依然変化していない。
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1998-03-16 ArtNo.14190(48/257)
◆<星>通貨局制には一長一短:上級相
【シンガポール】シンガポールのリー・クアンユー上級相は、インドネシアが採用を計画する通貨局制度には一長一短が有ると述べ、仮に自国通貨を米国通貨にリンクさせるなら、その国の経済は米国連邦準備局に牛耳られることになると指摘した。
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1998-03-20 ArtNo.14260(49/257)
◆<印度>新政権下にエネルギー部門の民営化が後退も
【ニューデリー】エネルギー、電力事業領域における公共支出の拡大を約束したインド人民党(BJP)の新政策綱領は、公共部門企業のこれらの領域における支配的役割の復活と民営化の後退を暗示している。
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1998-03-23 ArtNo.14280(50/257)
◆<星>日米関係が多極化時代の安定の要に:上級相
【シンガポール】今後20-30年後には、アジアにおける日本、中国、ロシアのプレゼンスが米国のそれを凌ぐ時代が来るものと見られ、その時も日米の同盟関係が維持されてさえいれば、域内の勢力均衡は保たれるが、そうでなければ、均衡は崩壊し、その後の事態は誰にも予測し難い。
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解説/論評 Interpretation/Commentary in 1998