解説/論評 Interpretation/Commentary in 2002
◆EUの新貿易政策、繊維/鋼板/IT輸出に打撃:CII
【ニューデリー】インドの貿易業者は、最大の貿易パートナー、欧州連合(EU)が導入した新貿易政策の影響を被っている。
これらには欧州委員会が採用した新たな一般特恵関税(GSP:Generalised System of Preference)制度、鉄鋼製品輸入に対する保護関税、ワーク・パミット制が含まれる。
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2002-07-26 ArtNo.29354(102/174)
◆今年の国内鉄鋼需要5-7%アップ:Tisco
【バンガロール】今年(2002-03)の国内鉄鋼需要は、昨年(2001-02)に比べ5~7%拡大、特に自動車産業や家庭用品業界の需要の伸びが加速する見通しだ。
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2002-07-26 ArtNo.29360(103/174)
◆インフラ部門の投資下降
【ニューデリー】1990年代下半期になされた新規固定資本投資全体に占めるインフラ部門のシェアは13%と、1990年代上半期の23%から顕著な縮小を見た。
この結果、累積投資額に占めるインフラ部門のシェアも1995年の20%から2000年の18%に縮小した。
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2002-07-29 ArtNo.29372(104/174)
◆苛性ソーダ/塩素業界、常軌を逸した価格変動の対策協議
【バローダ】ここ数ヶ月苛性ソーダと塩素の価格が激動しており、業界リーダーらは密室会議を開き対策を協議した。
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2002-07-30 ArtNo.29377(105/174)
◆非鉄金属部門、テレコム/電力部門の復調に乗じ成長?
【ムンバイ】今年初2ヶ月(2002/4-5)の工業生産指数(IIP)の伸びが昨年同期の1.4%から5.5%に復調する中、インドの非鉄金属部門は、国内需要の拡大を見越して生産の拡張を図っている。
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2002-08-01 ArtNo.29399(106/174)
◆ムンバイ/デリーの商用不動産賃貸料今後一層下降
【ニューデリー】商用スペースの主要な牽引役を務める情報技術(IT)産業は、インド国内の旱魃や米国のリセッションにも関わらず、今年も30%の成長が見込めるが、ムンバイとデリーの商用不動産賃貸料は向こう6ヶ月間に一層の下降を見るものと予想される。
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2002-08-01 ArtNo.29402(107/174)
◆US$570億のソフトウェア輸出目標は依然達成可能:Nasscom
【ニューデリー】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)のKiran Karnik会頭は7月29日、Nasscom-Mckinseyレポートが掲げた2008年までに年間570億米ドルのソフトウェア輸出を実現すると言う目標は、世界経済のスローダウン、各国政府のインド旅行注意警報、米国株式市場の崩壊等の不利な情況から、極めてタフな目標になったが、依然として達成可能と語った。
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2002-08-05 ArtNo.29413(108/174)
◆大型家電業界アップ/FMCGダウン:第1四半期業績
【ニューデリー】今会計年度第1四半期(2002/4-6)には、基本財/中間財/サービス/資本財を含む主要産業部門の業績が軒並み顕著な改善を見、景気の復調を窺わせた。
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2002-08-06 ArtNo.29430(109/174)
◆自動車部門、第1四半期の業績改善、見通し依然不透明
【ニューデリー】自動車産業の今年第1四半期の業績は、それほど好調とは言えない。
乗用車販売は昨年同期の11万9366台から11万2498台に、多用途車は2万4616台から2万4537台に、それぞれ下降、商用車販売は3万2081台から4万3085台にアップしたものの、不順な雨期から今年通年で新たなピークが記録される可能性は少ない。
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2002-08-06 ArtNo.29436(110/174)
◆今年のGDP成長率6%:信用格付け会社ICRA
【ニューデリー】インド経済はサービス部門と工業部門の業況改善に伴い、今年(2002-03)は昨年の5.4%を上回る6%の国内総生産(GDP)成長率が見込める。
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2002-08-08 ArtNo.29443(111/174)
◆西部と南部の需要軟化でセメント産業の二桁成長困難も
【ムンバイ】西部と南部の需要軟化から今会計年度に二桁成長を遂げると言うセメント業界の予測は実現されない可能性が有る。
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2002-08-08 ArtNo.29449(112/174)
◆経済監視センター、雨期不順から工業成長予測を3%に下方修正
【ムンバイ】インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)は、モンスーン・シーズンの最初の2ヶ月が不順だったことから、2002-03年の工業生産指数(IPP)の成長見通しを3.5%から3%に下方修正した。
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2002-08-08 ArtNo.29450(113/174)
◆旱魃で今年のGDP成長率5-5.4%に鈍化:CII調査
【ニューデリー】インド産業界のトップ(CEO)らは4日、旱魃の影響で今年(2002-03)の国内総生産(GDP)成長率が当初予測の6%から5.0~5.4%に鈍化するものと予想した。
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2002-08-12 ArtNo.29455(114/174)
◆ガソリン・スタンド割当キャンセルで石油部門の再編大幅遅延
【ニューデリー】カソリン・スタンド割当のキャンセルは、目下進められている石油部門の再編に深刻な打撃を与え、公共/民間部門石油会社のマーケッティング計画を大幅に後退させた。
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2002-08-12 ArtNo.29464(115/174)
◆組み込みソフトウェア産業、昨年も30-35%成長
【バンガロール】インドの組み込みソフトウェア(embedded software)産業は、世界的にテクノロジー産業がスローダウンした昨年も30~35%の成長を実現した。
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2002-08-13 ArtNo.29468(116/174)
◆国際鉄鋼価格軟化:インド産鉄鋼輸出に影響も
【ニューデリー】インド鉄鋼業界が8月1日に今会計年度に入って以来4度目の値上げに踏み切った折しも、米国及び世界市場における鉄鋼価格は下降に転じた。
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2002-08-13 ArtNo.29472(117/174)
◆Bセグメントが乗用車市場を牽引
【バンガロール】今年初7ヶ月(2002/1-7)の乗用車販売はAセグメント(28万ルピー未満)を独占するMaruti 800の20%近い落ち込みに関わらず、SantroやIndica等のBセグメント(30万-40万ルピー)とAccent、Corsa、City等のCセグメント(50万-100万ルピー)の健闘に助けられ、僅かながらプラス成長を維持した。
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2002-08-13 ArtNo.29476(118/174)
◆ソフトウェア中小企業、昨年の成長率41%
【ニューデリー】ソフトウェア中小企業の2001-02年の営業額は35億4000万米ドルと、前年比41%の成長を遂げた。
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2002-08-13 ArtNo.29482(119/174)
◆今年第2四半期のビジネス自信指数アップ:NCAER
【ニューデリー】今年第2四半期(2002/4-6)のビジネス自信指数(BCI:business confidence index)は102.3と、今年第1四半期の93.6に比べ8.7ポイント、9.3%アップした。
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2002-08-19 ArtNo.29513(120/174)
◆石油化学需要、向こう5年間に急増:ICRA
【ニューデリー】インドの石油化学需要は向こう5年間に大幅に拡大する見通しで、こうした需要に応じるにはReliance Industries Ltd(RIL)のグジャラート州Haziraコンプレックスに匹敵する石油化学コンプレックスをさらに3つ設ける必要がある。
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2002-08-19 ArtNo.29523(121/174)
◆耐久消費財産業の成長鈍化
【ムンバイ】昨年(2002-02)11.5の成長を遂げ、1年を通じて工業生産の伸びを牽引した耐久消費財産業は、今年に入って成長鈍化の兆候を見せている。
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2002-08-23 ArtNo.29552(122/174)
◆工業生産の復調が農業の不振補完:SIAM会頭
【ニューデリー】全てのセグメントにわたる自動車需要の拡大は明らかに工業部門の復調を示しており、旱魃に伴う農業生産の下降を補うものと見られる。
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2002-08-23 ArtNo.29553(123/174)
◆海綿鉄産業の将来は石炭供給の如何に:鉄鋼相
【ニューデリー】天然ガス供給の逼迫と価格の上昇が海綿鉄業界を苦境に陥らせているが、同業界の将来は石炭の供給如何にかかっている。
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2002-09-02 ArtNo.29613(124/174)
◆インド電機産業に中国の脅威:PWCレポート
【ムンバイ】インドの4万クロー(US$81.58億)電機産業は労働生産性やコスト効率等の面で優位に立つ中国の脅威に晒されている。
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2002-09-02 ArtNo.29618(125/174)
◆知識産業、国際ブランド創造のための投資を準備:Nasscom
【ニューデリー】インドの知識産業は、国際ブランドの創造に多額の投資を行う準備を整えつつある。
ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)のKiran Karnik会頭はこのほど以上の見通しを語った。
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2002-09-05 ArtNo.29641(126/174)
◆長期低迷のアルミ産業、ボリューム・ゲーム時代に
【ムンバイ】世界的な需要軟化、設備過剰、高い在庫レベルからアルミニウム価格の低迷状態が持続しており、国際市場ではボリューム・ゲームが展開されるものと見られる。
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2002-09-09 ArtNo.29673(127/174)
◆今年の衣料品輸出、昨年比5%アップ:衣料品製造業者協会
【ムンバイ】衣料品輸出は、昨年9月11日の米国におけるテロ事件のショックから徐々に立ち直り、今年の輸出額は昨年の55億米ドルから5%ほど増加、60億米ドルの大台に乗る見通しだ。
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2002-09-10 ArtNo.29688(128/174)
◆カルナタカ州、電力コスト高で益々多くの企業が廃業
【バンガロール】カルナタカ州では高い電力コストに祟られ、益々多くの企業が操業停止を強いられ、就業機会の縮小を来している。
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2002-09-13 ArtNo.29701(129/174)
◆BPOブームはdot-comの二の舞も:Gartner
【ニューデリー】情報技術(IT)サービス企業は過去6ヶ月争ってオフショアBPO(Business Process Outsourcing)ビジネスへの進出を図っているが、今後の成長領域とされるBPO市場も、その動態を注意深く点検しないなら、dot-comと同じシナリオが再現、投資の回収も困難になりかねないと言う。
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2002-09-16 ArtNo.29716(130/174)
◆アルミニウム業界、今年の目標成長率を3-4%に下方修正
【コルカタ】インド国内のアルミニウム製造業者は、需要が落ち込む中で2002-03年の目標成長率を7~8%から3~4%に下方修正した。
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2002-09-16 ArtNo.29719(131/174)
◆今年の農業生産成長率-4.9%:CMIE
【ムンバイ】インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)は、その最新報告書の中で、これまで同様、今年(2002-03)の農業生産が4.9%の落ち込みを見るものと予想している。
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2002-09-17 ArtNo.29725(132/174)
◆Tisco、2005年までに資本費用US$9千万削減目指す
【ニューデリー】Tata Iron and Steel Company Ltd (Tisco)はアスパイアー・イニシアチブの下、今年は150クロー(US$3143万)、2005年までに450クロー(US$9178万)の資本費用を削減、恒常的に経済付加価値(EVA:Economic value addition=税引き後の営業利益-資本費用)ポジティブな企業になることを目指している。
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2002-09-19 ArtNo.29744(133/174)
◆IT企業、売掛金の回収益々困難に
【ニューデリー】ソフトウェア企業は、料金徴収面で益々困難に直面しており、今年(2002)の情報技術(IT)企業の売掛金回収期間は3ヶ月以上に達している。
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2002-09-24 ArtNo.29783(134/174)
◆ポリマー価格、原油値上がりに伴い10-20%アップ
【ムンバイ】プラスチック・ポリマーの国内価格は、主要原料の原油が20~25%値上がりしたのに伴い、過去3ヶ月間に10~20%上昇した。
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2002-09-26 ArtNo.29802(135/174)
◆IT支出、来年は増勢回復:NASSCOM
【ムンバイ】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)は、情報技術(IT)支出が今年は横這いにとどまるものの、2003-04年には増勢を回復すると見ている。
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2002-09-26 ArtNo.29803(136/174)
◆ESC、情報技術輸出の落ち込みに警鐘
【ニューデリー】インドの情報技術(IT)輸出は過去2年下降線を辿っており、今年の成長率は22%にとどまる見通しだ。
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2002-09-26 ArtNo.29808(137/174)
◆トラック・ハイヤー料、近く8-12%アップ
【ニューデリー】ディーゼル油がリッター当たり2.22ルピー値上げされたことから、トラックのハイヤー料金も8~12%引き上げられるものと予想される。
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2002-09-30 ArtNo.29819(138/174)
◆二輪車メーカー、成長目標を5~10%ポイント下方修正?
【ムンバイ】ディーラー筋は、二輪車メーカーが向こう半年間にその成長目標を5~10%ポイント下方修正するものと予想している。
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2002-09-30 ArtNo.29820(139/174)
◆CTV各社、最高小売価格を据え置き最大5千ルピー値引き
【ムンバイ】カラー・テレビジョン(CTV)メジャーらは、最高小売価格(MRP:maximum retail price)を据え置く反面、実際の販売に際して、それより3000~5000ルピー・ディスカウントし、ボリューム販売の拡大を図っている。
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2002-10-01 ArtNo.29833(140/174)
◆鉄鋼会社、HR製品の値上げ準備
【ニューデリー】欧州連合(EU)市場における熱間圧延(HR)コイルのトン当たり価格が過去2週間に10米ドル・アップする中、インドの地元鉄鋼メーカーは10-12月期にトン当たり500~1000ルピーの値上げを検討している。
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2002-10-07 ArtNo.29875(141/174)
◆計画委員会、2007年以降のGDP成長率9.4%予想
【ニューデリー】インドの1997-2002年の間の国内総生産(GDP)は年率6.5%の成長にとどまったが、計画委員会(Planning Commission)は、2002-07年の間の成長目標を年率8%、それ以降を9.4%に設定する強気な報告書を作成した。
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2002-10-08 ArtNo.29889(142/174)
◆Gail、マッキンゼイのアドバイスに衝撃
【ニューデリー】国営ガス会社Gas Authority of India Ltd (Gail)は、コンサルタント会社McKinseyから『ガス・マーケッティングに手を染めるべきではなく、石油化学ビジネスからも手を引き、純粋なガス輸送会社になるべきだ』とのアドバイスを受け、大きなショックを受けている。
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2002-10-10 ArtNo.29907(143/174)
◆トラックのボリューム販売、中期的に10%成長:アナリスト
【ムンバイ】工業界に生じた復調の兆しやフリートの更新需要、さらには鉄道から道路への輸送形態の転換等を背景に、今年初4ヶ月(2002/4-7)のトラック販売台数は37%の増加を見た。
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2002-10-10 ArtNo.29912(144/174)
◆CTV販売、ボリュームの伸びに関わらず額低迷
【ニューデリー】今年初5ヶ月(2002/4-8)のカラー・テレビジョン(CTV)販売はボリュームの面では11.5%の比較的好調な成長が記録されたものの、値下げ競争に祟られ売上額は4.8%の伸びにとどまった。
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2002-10-15 ArtNo.29942(145/174)
◆今年の鉄鋼需要11%アップ:Fitch
【ムンバイ】インドの鉄鋼総需要は今会計年度、世界的な5%の伸びを遙かに上回る11%の成長を遂げる見通しだ。
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2002-10-15 ArtNo.29945(146/174)
◆化学品市況低迷、祝祭日シーズに回復も
【ニューデリー】化学品市況は、大部分の品目の需要が低迷していることから過去1週間にわたり動きの乏し状態が続いている。
しかし例年同様、祝祭日シーズンのスタートとともに需要は回復するものと予想される。
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2002-10-17 ArtNo.29956(147/174)
◆B2Cビジネスが急成長:IDC
【ニューデリー】インドのビジネス対コンシュマー(B2C:business-to-consumer)市場規模は年率56%の急成長を遂げ2006年には、昨年の150クロー(US$3059万)から1385.7クロー(US$2.83億)に達する見通しだ。
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2002-10-21 ArtNo.29965(148/174)
◆海綿鉄、コスト上昇に伴い向こう数年値上がり
【ニューデリー】電炉による鉄鋼生産の原料とされる海綿鉄の価格は、現在トン当たり5700ルピーだが、生産コストの上昇に伴い向こう数年値上がりするものと予想されている。
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2002-10-22 ArtNo.29985(149/174)
◆米国企業、来年インドでのアウトソーシングを2倍に拡大
【ニューデリー】米国の情報技術(IT)ユーザーは2003年にはインドにおけるアウトソーシングを2倍に拡大することを検討しており、米国経済の2年にわたるスローダウンで不振に陥っていたインドのソフトウェア市況も再び上向きそうだ。
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2002-10-22 ArtNo.29992(150/174)
◆今年第4四半期のD&Bビジネス楽観度指数改善
【ムンバイ】市場調査会社Dun & Bradstreet(D&B)がこのほど発表したインドの今年第4四半期(2002/10-12)のビジネス楽観度指数(Business Optimism Index)は、103.3と、今年第3四半期の102.4から改善を見た。
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解説/論評 Interpretation/Commentary in 2002