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2002-10-08 ArtNo.29889
◆Gail、マッキンゼイのアドバイスに衝撃
【ニューデリー】国営ガス会社Gas Authority of India Ltd (Gail)は、コンサルタント会社McKinseyから『ガス・マーケッティングに手を染めるべきではなく、石油化学ビジネスからも手を引き、純粋なガス輸送会社になるべきだ』とのアドバイスを受け、大きなショックを受けている。
インディアン・エクスプレスが10月5日報じたところによると、GailのProshanto Banerjee会長兼MDは、石油天然ガス省のBK Chaturvedi次官に宛てた書簡の中で、『インドにおけるパイプライン監督制度推敲』をテーマとするマッキンゼイの報告は、調査の本来の趣旨を逸脱しているとし、一部の既得権擁護グループにより、Gailの利益に反するような、事実の歪曲がなされぬよう関係報告書に見直しを加えるべきだと訴えた。
Banerjee会長は、インディアン・エクスプレスのインタビューに対し、「マッキンゼイは、ガス需要に関する調査も、Gailのパイプライン・インフラ投資能力の測定も行っていない」と、報告内容に強い懐疑を表明するとともに、「石油天然ガス省は同問題に関してはGailの意向を確認せずに如何なる方針も決定するべきではない」と強調した。同氏はさらに「マッキンゼイに委ねられた任務は、ガス・マーケッティング事業への進出や石油化学ビジネスの拡張等、Gailの将来の計画に口を挟むことではない」と指摘した。
マッキンゼイのVipul Tuli氏はこの点に関するインディアン・エクスプレスの質問に対し「Gailの意見にコメントするのは妥当でないが、報告内容に対する批判に対して逃げ隠れするものではない」と語った。
マッキンゼイの報告によれば、第10次5カ年計画最終年(2007)のガス需要は日量1億8000万~2億3000万標準立米(mmscmd)で、Gailは借入/自己資本比率を3:1と仮定しても向こう5年間には1万2000~2万5000クロー(US$24.47億-50.99億)を投じてパイプラインを敷設する必要がある。このためGailがその余剰金全てを投入しても必要コストを賄うことは困難と言う。
これに対してGailは同期間のガス需要は1億3000万~1億5000万mmscmdで、借入/自己資本比率を0.35:1と仮定しても必要資金は6000クロー(US$12.24億)で足りると見積もっている。仮にマッキンゼイの3:1の借入/自己資本比率を採用するなら1万8000クロー(US$36.71億)の外部資金を取り入れ、2万4000クロー(US$48.95億)の投資が可能と言う。
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