SEAnews 2002-09-10 ArtNo.29688

【バンガロール】カルナタカ州では高い電力コストに祟られ、益々多くの企業が操業停止を強いられ、就業機会の縮小を来している。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが9月9日報じたところによると、大マイソール商業会議所(GMCC:Greater Mysore Chamber of Commerce)はこのほど以上の調査報告を発表した。それによると、高電圧導入者の数は年率7.05％の成長を遂げ2865社に達したが、同期間の電力消費の伸びは3.25％にとどまった。このことは高圧線を敷設した2865社が必ずしも高圧線を用いて電力を消費していないことを暗示している。
一部の企業はピーク時の需要や最低電力需要に応じるため、キャプティブ発電施設を設けているが、調査されたキャプティブ発電施設を設けている企業33社の平均キャプティブ発電コストは1ユニット4ルピーで、最低はITC Ltdの2.1ルピー、最高はHindustan Aeronauticsの8ルピーだった。キャプティブ発電のコスト高の主因は、用いられる燃料に関係している。大部分のキャプティブ発電施設には高速ディーゼル油が用いられている。
電力利用企業の内、11社以上が契約需要の90％以上で操業、例えばMotor Industries Company Limited (MICO)の契約需要は6500ｋｖａ(ｷﾛﾎﾞﾙﾄｱﾝﾍﾟｱ)であるのに、最大需要は7500kvaに達している。このことは、需要のピーク時には供給不足が生じることを示しており、そのことがキャプティブ発電施設への依存を生じさせている。
しかし一部の企業は、キャプティブ発電施設を設ける理由として、供給される電力の低品質や低電圧を掲げている。
調査対象とされた33社のキャプティブ発電施設の合計発電能力は71メガボルト・アンペア、60メガワットと言う。