【ニューデリー】インドのビジネス対コンシュマー(B2C:business-to-consumer)市場規模は年率56％の急成長を遂げ2006年には、昨年の150クロー(US$3059万)から1385.7クロー(US$2.83億)に達する見通しだ。
インディアン・エクスプレスが10月14日市場調査会社ＩＤＣのレポートを引用し報じたところによると、インドのビジネス対ビジネス(B2B:business-to-business)市場は昨年の1875クローから今年は2500クローに25％の成長が見込まれ、引き続き最大規模を誇っているが、成長率ではＢ2Ｃ市場が2倍以上の急成長を遂げている。今年通年のＢ2Ｃ市場規模は220～250クロー(US$4487万-5099万)に達する見通しだ。ＩＤＣはBaazee.com、Rediff.com、Sify、Travelmart、Traveljiniを含む22社を対象に調査したが、これら22社がＢ2Ｃ市場の90％以上のシェアを占め、またRediff、Sify等、トップ6社だけで市場全体の80％のシェアを握っている。Ｂ2Ｃ市場はトラベル、消費者用電子製品、書籍、ミュージック、ギフト等、業種ごとの垂直構造を成している。
Ｂ2Ｂ市場については、Maruti Udyog Ltd(MUL)等の企業がサプライ・チェーン・マネージメント(SCM)面でNetに大きく依存している。ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM:National Association of Software and Service Companies)と国際マネージメント＆リーサーチ会社Boston Consulting Group(BCG)が共同調査したところでは、自動車産業のＢ2Ｂ電子取引採用率は2005年には30～35％に達する見通しだ。この他、消費財、コンピューター、製薬、金属、テレコム、金融サービス等の業界のＢ2Ｂ電子取引への依存が高水準に達するものと予想されている。