2002-10-10 ArtNo.29907
◆トラックのボリューム販売、中期的に10%成長:アナリスト
【ムンバイ】工業界に生じた復調の兆しやフリートの更新需要、さらには鉄道から道路への輸送形態の転換等を背景に、今年初4ヶ月(2002/4-7)のトラック販売台数は37%の増加を見た。
エコノミック・タイムズが10月8日報じたところによると、自動車業界のアナリストは中期的には10%の伸びを予想している。こうした成長は、既存の16トン車から多車軸の25トン車への移行と、メーカーの積極的なマーケッティングにより牽引される見通しだ。
Tata Engineering & Locomtoive Company Ltd(Telco)やAshok Leyland Ltd(ALL)は、次の潮流は30~45トンの牽引車と見ているが、ディーラーや運輸業者は過去6ヶ月の低い稼働率から、キャパシティーの拡張に需要の伸びが追いつかないのが現状と指摘している。
軽トラックの伸びの主因は、メーカーの製品開発努力と昨年の冬季収穫作物の豊作に帰することができ、観測筋は来年も8~10%の成長を見込んでいる。
今日、ボディーの製造は未組織部門(unorganised sector)に支配されているが、これはTELCO等の組織部門には16%の消費税が課されるのに、未組織部門には課されないためと言う。
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