【ニューデリー】全てのセグメントにわたる自動車需要の拡大は明らかに工業部門の復調を示しており、旱魃に伴う農業生産の下降を補うものと見られる。
インディアン・エクスプレスが8月20日報じたところによると、インド自動車製造業者協会(SIAM:Society of Indian Automobile Manufacturers)のR Seshasayee会頭は同紙に以上の見通しを語った。それによると、雨期到来の遅れと、地域的な降雨のむらは、農業部門の購買力を減退させるものと見られるが、複数のマクロ経済的指標は経済復調の見通しを支持している。自動車産業は2002年4－7月の間に22％以上の成長を回復した。こうした復調基調は今も持続しており、向こう数ヶ月間には一層の復調が予想される。
商用車の国内販売は4－7月の間に36％アップ、特にインフラ開発や自動車フリートの更新等を反映し中・大型商用貨物車の販売は41％の成長を記録した。乗用車、多用途車、多目的車の販売台数は、2002年4－7月の間にマイナス成長を記録したものの、7月に限っては5.4％の成長を見たと言う。