2002-08-08 ArtNo.29450
◆旱魃で今年のGDP成長率5-5.4%に鈍化:CII調査
【ニューデリー】インド産業界のトップ(CEO)らは4日、旱魃の影響で今年(2002-03)の国内総生産(GDP)成長率が当初予測の6%から5.0~5.4%に鈍化するものと予想した。
エコノミック・タイムズとビジネス・スタンダードが8月5日報じたところによると、インド産業連盟(CII:Confederation of Indian Industry)が実施したスナップ調査の結果、全体の71%のCEOが、旱魃の結果GDP成長率が5.4%に鈍化すると予想した。しかし、回答者の54%は依然として今年の売上が10~20%成長すると予想、48%のものは利益も10~20%の成長が可能と見ている。
全国29州の内13州が旱魃の被害を受け、特に北部の穀倉地帯では多くの農作物が立ち枯れした。政府は12年来最悪の旱魃と発表するとともに、GDP成長率が0.5%ポイント鈍化すると予想している。
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