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2002-08-08 ArtNo.29443
◆西部と南部の需要軟化でセメント産業の二桁成長困難も
【ムンバイ】西部と南部の需要軟化から今会計年度に二桁成長を遂げると言うセメント業界の予測は実現されない可能性が有る。
インディアン・エクスプレスが8月5日伝えたところによると、国内セメント消費の20％を占める西部と南部の需要は、今会計年度第1四半期に6％のマイナス成長を記録した。加えて旱魃の影響も考えられるため、二桁成長は難しい。しかし業界筋は現状で悲観的見通しを行うのは時期尚早としている。
Madras CementやChettinad Cements等の南部セメント会社は過去数年間にセメント製造能力を拡張して来た。しかしタミールナド州政府がセメントのタイプにより16％と24％の販売税を導入したため、需要の軟化に拍車がかかっており、同州のオフ・シーズンのセメント消費量は雨期が順調なおりの80万トンから65万トンに縮小するものと予想されている。
しかし今年4－7月の間にセメント産業は、東部と北部の需要に支えられ8－9％の成長を遂げた。一部のものは2002－03年の成長見通しを当初の10％から8％に下方修正したが、業界幹部らは依然として成長基調が維持されるものと楽観している。
セメント製造業者協会(CMA:Cement Manufacturers Association)スポークスマンを務めるAssociated Cement Companies (ACC)のAK Jain社長は「住宅需要は成長しており、住宅ローンも準備されている」、「6月期四半期のセメント価格は過去数年来の最低は記録したが、これ以上値下がりする余地は少なく、今後は値上がりのみが予想される」、「今四半期には需要の14－15％の成長が望める」と指摘した。
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