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2002-08-08 ArtNo.29449
◆経済監視センター、雨期不順から工業成長予測を3%に下方修正
【ムンバイ】インド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)は、モンスーン・シーズンの最初の2ヶ月が不順だったことから、2002-03年の工業生産指数(IPP)の成長見通しを3.5%から3%に下方修正した。
ビジネス・スタンダードが8月5日報じたところによると、CMIEのHema Rajshekhar工業主任は“CMIE月間レビュー2002年8月号”発表会の席上、今年の工業生産の伸びは2年連続スローダウンすることになるだろうと予想した。2001-02年のIIP成長率は、前年の5.1%から2.8%に鈍化した。不順な雨期は農業生産に深刻な影響を及ぼす見通しで、播種は既に影響を受けており、収穫量は大幅な落ち込みが予想される。
こうした損失は、向こう数週間に情況が改善しても、最早埋め合わせできない。ピーナッツの生産は、グジャラート州における生産が譬え10%アップしても、アンドラプラデシュ州とカルナタカ州では25%ダウン、マドヤプラデシュ州の大豆の生産も50%の落ち込みが予想される。
農村と都市郊外の住民の70%は農業に依存しているため、農業生産の不振はこうした人々の購買力を下降させ、需要を低下させる。農業生産が豊作だったにも関わらず、2001-02年の総合需要に顕著な増加は見られなかった。総合的需要は今年も影響を受けそうだ。食品、消費財、繊維、衣料、二輪車部門は打撃を受けるものと見られる。今年(2002-03)の製造業生産は昨年の2.8%を僅かに上回る3%の成長が見込まれる。
食品指数は、砂糖、茶、食用油の生産の落ち込みから、昨年の1.7%に続き、今年も1%の下降が予想される。
石油製品に対する需要は下降し、過去2年間の生産設備の急拡大に伴う高度成長の再現は望めない。
セメント/鉄鋼/アルミニウム/自動車部門は好調が予想される。インフラ/住宅部門に支えられ、セメント需要も拡大する見通しだ。
国際価格の高騰に加え、耐久消費財や自動車部門の需要増大に伴い鉄鋼部門は好調な成長が見込まれる。
アルミニウムの生産は、昨年が低調だったこともあって、今年は成長が見込まれる。昨年はBharat Aluminium Company (Balco)工場の操業停止に祟られ低調な生産レベルになった。商用車の販売は復調、今年を通じてこうした好調が維持されそうだ。とは言えこれらの部門にしても今年下半期には成長の鈍化が生じる恐れがあると言う。
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