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2002-09-16 ArtNo.29716
◆アルミニウム業界、今年の目標成長率を3-4%に下方修正
【コルカタ】インド国内のアルミニウム製造業者は、需要が落ち込む中で2002-03年の目標成長率を7~8%から3~4%に下方修正した。
ビジネス・スタンダードが9月13日報じたところによると、2001-02年の国内需要は60万トン前後だったのに対し、生産量は63万7000トンに達した。National Aluminium Company Ltd(Nalco)とHindalco Industries Ltd(HIL)の最近の製錬能力の拡張に伴い2002-03年のアルミニウム生産量は72万トンに達する見通しだ。世界的なリセッションから、国際価格は過去数ヶ月下降線を辿っており、国内アルミ価格も過去6ヶ月にわたり低空飛行を続けている。一次生産業者は、国内需要が期待したほど拡大しないことから、アルミ製品の販売面で困難に直面している。
米国、欧州、日本、その他の主要アルミ消費国の需要は2001年下半期から減退している。この結果、アルミニウム在庫が130万トンに達したが、市場のアンバランスを是正するための生産削減はまだ行われていない。アナリストによると、アルミニウム価格の回復の時期は、世界的な経済の復調にかかっている。
アルミ生産者らは2003年半ばに米国経済が復調(しかし最近の相次ぐ企業不正、エネルギー価格の高騰、戦争に対する恐怖により需要は下降するものと予想される)、他の経済圏の景気も米国に続いて回復するものと期待している。もし期待通りならロンドン金属取引所(Lme)の価格も2003年第3四半期から回復するものと予想される。インド国内価格は国際価格の変動に2ヶ月遅れて追随する。
インド国内のアルミ価格は電力コストの上昇によっても影響を受ける。インドのユニット当たり平均電力量は9米セントと、国際平均の3米セントを遙かに上回っている。
キャプティブ発電施設を擁するHindalcoとNalcoのトン当たりアルミ価格は850米ドルと1000米ドルで、国際平均価格の1250米ドルを下回る。しかしキャプティブ発電施設を保持せぬプレーヤーは、高い電力コストに祟られ、不利な競争を強いられている。
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