解説/論評 Interpretation/Commentary in 2000
◆MSCI/連銀金利はポートフォリオ投資に影響しない:蔵相
【ニューデリー】Yashwant Sinha蔵相は19日、Morgan Stanley Capital International(MSCI)Indian Indexにおけるインドの比重が9.08%から7.45%に引き下げられたことや米国連邦準備制度理事会の金利引き上げにより、インドへのポートフォリオ投資が影響を受ける恐れはないとの見通しを示した。
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2000-05-23 ArtNo.22531(102/250)
◆ヒンドスタン・リバーがウィプロに代わり時価総額トップに
【ムンバイ】インド証券市場の時価総額番付に動揺が生じ、株価が暴落したWiproが2位、Infosys Technologiesが3位に後退、往時の優良銘柄Hindustan Leverがトップに返り咲いた。
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2000-05-24 ArtNo.22554(103/250)
◆カラーTV市場成長率鈍化で値下げ競争も
【チェンナイ】今年はカラーTV市場の成長が大幅に鈍化する見通しで、各社の熾烈な競争から大幅な値下がりも予想される。
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2000-05-26 ArtNo.22582(104/250)
◆ホンダ/ミツビシ、販売満足度指数調査で再度トップに
【ムンバイ】J.D.パワー社の販売満足度指数(Sales Satisfaction Index)調査で、Honda SielとMitsubishi-Hindustan Motorsが再度インド自動車メーカー各社のトップにランクされた。
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2000-05-26 ArtNo.22589(105/250)
◆NCAER、経常赤字/財政赤字/インフレに警鐘
【ニューデリー】応用経済調査全国委員会(NCAER:National Council of Applied Economic Research)は、工業生産の顕著な復調で国内経済の成長は加速される見通しだが、経常収支や政府財政の赤字が拡大し、インフレが高進する恐れがあると警鐘している。
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2000-05-29 ArtNo.22603(106/250)
◆インフレは懸念に及ばず:中央銀行総裁
【ニューデリー】中央銀行Reserve Bank of IndiaのBimal Jalan総裁は先週金曜、「過去18ヶ月以来最高のレベルに達したインフレ率は、国内経済に何ら深刻な影響を及ぼさない」と語った。
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2000-05-29 ArtNo.22604(107/250)
◆インフレは今後健全なレベル維持:大蔵省幹部
【ニューデリー】インド政府は、先週金曜、例年並みの雨期やマクロ経済の他のパラメーターをベースにしても、短期的にインフレ率は健全なレベルに収まると楽観的な見通しを示した。
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2000-05-30 ArtNo.22617(108/250)
◆輸入石炭とのブレンドによりクリーン規則に対応:電力相
【ニューデリー】炭坑から1000キロ以上離れた火力発電所は、来年6月1日より洗浄もしくは選別済みで、アッシュ34%未満の石炭を使用せねばならなくなる。
この点に関してPR Kumaramangalam電力相は先週、洗浄もしくはブレンドによりアッシュは現在の平均59%から34%に引き下げられると楽観的見通しを示した。
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2000-06-01 ArtNo.22642(109/250)
◆今年は商用車販売の伸び鈍化:ALL会長
【チェンナイ】今年(2000-01)の国内商用車販売の伸びは7~8%と、昨年の34%から顕著な鈍化を見る見通しだ。
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2000-06-02 ArtNo.22660(110/250)
◆今年は国内鉄鋼価格5%アップ:新鉄鋼相
【ニューデリー】国内需要の回復と好調な国際市況から2000-01年度の国内鉄鋼価格は少なくとも5%の上昇が見込まれ、インド政府は国内鉄鋼産業を保護する新たな施策も検討している。
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2000-06-02 ArtNo.22664(111/250)
◆アナリスト、雨期到来に関わらずインフレ持続予想
【ニューデリー】今年の雨期は例年並みと発表されたにも関わらず、インフレ基調は持続するものと予想されている。
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2000-06-05 ArtNo.22665(112/250)
◆40%以上の企業が4月に二桁成長:ASCON
【ニューデリー】インド産業連盟合同委員会(ASCON:Associations Council of the Confederation of Indian Industry)の最新調査報告によれば、今年4月には40%強の企業が昨年同月に比べ二桁成長をマーク、39%が一桁成長、残りの21%がマイナス成長を記録した。
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2000-06-06 ArtNo.22683(113/250)
◆石油メジャー、ジャムナガル製油所稼働で東南亜戦略に見直し
【ニューデリー】Reliance Petroleum Ltd(RPL)がグジャラート州Jamnagarに年間処理能力275万トンのメガ製油所を設けたことから、Shell、Chevron、Exxon等の石油メジャーは東南アジアにおける製油能力の拡張を向こう2、3年見合わせざる得なくなった。
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2000-06-06 ArtNo.22692(114/250)
◆保護関税でボール・ベアリング密輸業が隆盛
【カルカッタ】過去50年間に及ぶ国内ベアリング業界保護政策の結果、必要とされる2万種類にのぼるベアリングの内、僅か600タイプが国内で生産できるようになったが、この他、高い保護関税はベアリング密輸業の隆盛をもたらした。
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2000-06-07 ArtNo.22701(115/250)
◆エアコン市場に成長回復の兆し
【ムンバイ】インドの年商1200クロー(US$2.73億)のエアコン市場は暫く低迷していたが、成長回復の兆しが生じている。
住宅用エアコン需要は拡大基調を見せており、過去18ヶ月来、外国多国籍企業の市場進出も活発化している。
予想される熾烈な値下げ競争は、エアコンの市場規模を拡大、より多くの国民がエアコンを利用できるようになる見通しだ。
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2000-06-07 ArtNo.22708(116/250)
◆ルピー、対米ドル相場の軟化持続:ディーラー筋
【ムンバイ】外為取引ディーラーはルピーの対米ドル相場が今週も一層軟化するものと予想している。
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2000-06-08 ArtNo.22710(117/250)
◆第二次経済改革下に8~10%の成長が可能:蔵相
【バンガロール】カルナタカ州政府が5日と6日、当地で主催した国際投資会議“Global Investment Meet (GIM)”の開幕式の席上、ヤシュワント・シンハ蔵相は「インド経済は、第二次経済改革の下、健全な8~10%の成長をとげることができる」との見通しを示した。
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2000-06-08 ArtNo.22719(118/250)
◆カラーTV業界、10~15%生産削減
【ムンバイ】カラー・テレビジョン(CTV)の販売台数は2000年1月以来30~35%ダウン、メーカーらは10~15%の生産削減を強いられている。
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2000-06-13 ArtNo.22760(119/250)
◆Tisco、ポスコ/新日鉄等尻目に世界最低コストの製鉄所に
【カルカッタ】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)は、韓国のポスコ、ブラジルのUsiminas、日本の新日鉄等を尻目に、世界で最も低コストなスチール・メーカーとして浮上しつつある。
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2000-06-13 ArtNo.22766(120/250)
◆情報技術のみならずバイオテック革命も:情報技術相
【ムンバイ】インドは情報技術(IT)革命にとりつかれているが、バイオテクノロジーの重要性を見過ごしている訳ではなく、政府はインドがバイオテクノロジー革命をリードするよう期待している。
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2000-06-16 ArtNo.22805(121/250)
◆長距離電話市場開放で通信機器/ターンキー/ケーブル業者に恩恵
【ニューデリー】国内の長距離電話市場が間もなく開放されるのに伴いテレコム業界にとってエキサイティングな時代が到来する。
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2000-06-20 ArtNo.22842(122/250)
◆インド/EU、今月末自由貿易地域構想協議
【ニューデリー】インドと欧州連合(EU)は今月末にリスボンで催されるインド/EUサミットの席上、インドEU自由貿易地区(FTA)構想を協議する。
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2000-06-22 ArtNo.22863(123/250)
◆売上不振のカラーTV業界、ブラウン管値上げで再度打撃
【ニューデリー】需要減退から厳しい値下げ競争を強いられているカラーTV業界のボトム・ラインは、来月予定されるブラウン管の10%値上げで、一層の打撃を受けそうだ。
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2000-06-23 ArtNo.22887(124/250)
◆量的規制撤廃後も新車/中古車の輸入規制は可能:商工省幹部
【ニューデリー】輸出入政策(1997-2002)の下に目下新車及び中古車の輸入に課されている量的規制は、インド/米国二国間協定に基づき2001年4月1日に撤廃されるが、インド政府には乗用車の輸入を規制する新たな手段を講じる十分な時間的ゆとりがある。
これらには技術標準、環境基準、安全基準が含まれる。
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2000-06-27 ArtNo.22917(125/250)
◆源泉徴収税撤廃しITの対日輸出拡大を:JETRO顧問
【チェンナイ】日本情報技術(IT)サービス産業の市場規模は894億米ドルと、インドIT輸出の20倍以上にのぼる。
またインドのIT輸出に占める日本向け輸出のシェアは僅か4~5%に過ぎず、何れの面からもインドIT産業の日本市場開拓の潜在性は大きい。
しかしインドが対日IT輸出を拡大するには、いくつかのハードルを除去せねばならず、第1に取り除く必要があるのは20%の源泉徴収税と言う。
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2000-07-03 ArtNo.22971(126/250)
◆コンピューターがハードウェア市場の成長を牽引
【ニューデリー】1999-2000年度にはデスクトップやサーバー等、コンピューティング製品がインドのハードウェア市場を支配、成長をリードした。
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2000-07-03 ArtNo.22979(127/250)
◆インドの人材開発指数、174カ国中128位:UNDP
【ニューデリー】国連開発計画(UNDP)が先週木曜(6/29)発表した2000年度人材開発報告(Human Development Report 2000)によれば、インドの人材開発指数(HDI)は調査対象国174カ国中128位にランクされ、前年の132位から4ランク浮上した。
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2000-07-05 ArtNo.23002(128/250)
◆エアコン業界、今年は売上35%増期待
【ムンバイ】年間売上1400クロー(US$3.13億)のエアコン産業は、積極的な消費者金融、ウィンドウ・エアコンの15%値下がり、住宅市場の需要の伸び等に支えられ、今年の業界総売上が35%の増加を見るものと予想している。
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2000-07-06 ArtNo.23024(129/250)
◆インド経済6-7%の成長可:国連
【ワシントン】国連は、今年の世界経済が3~4%の成長を遂げると見通す一方、インド経済は情報技術(IT)革命に牽引され、6~7%の成長が維持されると予想している。
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2000-07-07 ArtNo.23034(130/250)
◆インド電子産業にUS$300億輸出機会:ECSEPC
【ニューデリー】インドの電子産業は、多国籍企業の製造拠点リロケーションや電子玩具、契約製造方面の300億米ドルのビジネス機会に恵まれている。
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2000-07-07 ArtNo.23035(131/250)
◆工学製品/繊維が5月の輸出成長を牽引
【ニューデリー】エニジニアリング、皮革、宝飾品、既製衣料等が今年5月の30.23%の輸出成長に大きく寄与した。
5月の聡輸出は昨年同月の26億4612万米ドルから34億4601万米ドルに拡大した。
商工省発表の統計数字は米、鉄鋼製品、電子製品も同期の輸出成長に貢献したことを示している。
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2000-07-10 ArtNo.23054(132/250)
◆今年は7%以上の成長可:蔵相
【ニューデリー】インドの国内経済は、例年並みの雨期の到来と、昨年を上回る工業生産の伸びに支えられ、今年(2000-01)7%以上の成長を遂げる見通しだ。
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2000-07-11 ArtNo.23057(133/250)
◆インドITサービス市場、4年後にはUS$250億米ドルに
【ニューデリー】インドの情報技術(IT)サービス市場は向こう4年間年率45%の成長を遂げ2004年には今日の55億米ドルから250億米ドルに拡大する見通しだ。
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2000-07-11 ArtNo.23062(134/250)
◆100%減価償却で、教育用PC普及率4倍に:調査会社
【ニューデリー】パーソナル・コンピューター(PC)の100%減価償却を認めるなら教育用PC普及率は2000年の100人当たり0.006台から2003年の0.017台に290%の成長を見る見通しだ。
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2000-07-12 ArtNo.23072(135/250)
◆総合自動車政策の立案巡り政府と民間の意見の相違顕在化
【ニューデリー】覚書方式の処遇や新自動車政策に盛り込まれるべき他の案件を巡り、インド政府と自動車製造業界の意見の相違が顕在化している。
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2000-07-12 ArtNo.23074(136/250)
◆ジオシンセティクス産業、5年後には年率50%成長
【ムンバイ】インドのジオシンセティクス産業は発生期に有り、国内需要は目下年間4000トン、100クロー(US$2235万)で、年率10%の成長を遂げているが、2005-07年の間には年率50%以上の成長が予想される。
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2000-07-12 ArtNo.23078(137/250)
◆インド石油会社、製油パートナー求め世界漫遊
【ムンバイ】インド石油企業のトップが最近、オマーン、サウジアラビア、アブダビ、パリを頻々と訪れているが、世界漫遊の目的は資金難に直面する製油事業のパートナー探しにあるようだ。
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2000-07-13 ArtNo.23086(138/250)
◆電力省、電力会社の政府持分売却で新方式提案
【ニューデリー】電力省は電力会社の政府持分売却により得た資金を電力会社に再注入するユニークな政府持分売却方式を立案している。
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2000-07-13 ArtNo.23091(139/250)
◆インド電気通信産業売上、IT産業を凌駕
【ニューデリー】インド電気通信産業の昨年の売上は120億米ドルと、情報技術(IT)産業の80億米ドルを遙かに上回った。
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2000-07-13 ArtNo.23099(140/250)
◆今年のGDP成長率7%に:CMIE
【ムンバイ】インドの国内総生産(GDP)は今年(2000-01)7%の成長を遂げ、昨年(1999-2000)実績の6.4%を上回る見通しだ。
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2000-07-14 ArtNo.23112(141/250)
◆第3四半期のビジネス楽観度指数急上昇:D&B
【チェンナイ】米系市場調査会社DUN & Bradstreet Indiaが11日発表した2000年第3四半期(7-9月)のビジネス楽観度指数(BOI)レポートによれば、純売上指数、純益指数、新規受注指数は何れも過去最高をマーク、販売価格指数、在庫指数、雇用指数も過去1年来の最高で、インド業界は空前の楽観的見通しを抱いている。
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2000-07-19 ArtNo.23145(142/250)
◆外国為替管理法施行で外国直接投資自由化に弾み
【ニューデリー】外国直接投資(FDI)の自由化措置は、1991年の新工業政策の施行以来順調に進捗しており、特に2000年2月のFDIガイドラインの導入と6月の外国為替管理法(FEMA)No20の施行で一層大きな前進を見た。
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2000-07-19 ArtNo.23146(143/250)
◆政府の外国直接投資誘致努力は失敗?
【ニューデリー】政府の外国直接投資(FDI)誘致努力に関わらず、FDIの流入は縮小傾向を見せている。
商工省の最新予測によれば、2000年4月のFDI流入量は8300万米ドルと、3月の2億5700万米ドルに比べ67%、2月の2億9000万米ドルに比べ71%の落ち込みを見た。
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2000-07-26 ArtNo.23232(144/250)
◆塩酸価格900%ジャンプ、硫酸70%値下がり
【ムンバイ】硫酸は地元市場における需要の軟化から6月までの過去3ヶ月間に70%値下がりしたが、塩酸は同期間に900%値上がりした。
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2000-07-26 ArtNo.23233(145/250)
◆業界、新工業生産指数の信頼性に疑問
【ニューデリー】産業界は新工業生産指数(IIP)の信頼性に懐疑を抱いている。
中央統計局(CSO:Central Statistical Organisation)は最近卸売物価指数(WPI)の基準年を1980-81年から1993-94年に変更するとともに、調査品目の比重にも見直しを加えたが、同見直し後IIPの成長率は12.2%から5.7%に急速に鈍化した。
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2000-07-27 ArtNo.23237(146/250)
◆ソフト輸出会社に国際接続トール・フリー・ナンバー提供?
【ニューデリー】ソフトウェア・サービス会社全国協会(NASSCOM)の広帯域事業部は、ソフトウェア輸出会社に、国際電気通信リンクを公衆交換電気通信網(PSTN)に接続するトール・フリー・ナンバーを提供するよう提案した。
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2000-07-28 ArtNo.23255(147/250)
◆KIOCLの政府持分売却準備完了
【ニューデリー】カルナタカ州政府が、異論の多い鉱業リース権の更新問題に終に結論を出したことから、年間1億5000万米ドルの外貨を稼ぐ国内最大の100%輸出志向ユニット、Kudremukh Iron Ore Company Ltd (KIOCL)の政府持分売却準備が整った。
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2000-07-28 ArtNo.23264(148/250)
◆タミールナド州、インドのナンバーワンITセンターに
【ムンバイ】米国ハーバード大学の最近の研究報告は、タミールナド州が間もなくインド最大の情報技術(IT)州として浮上すると予想している。
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2000-07-31 ArtNo.23276(149/250)
◆製造/サービス32業種の昨年度業績改善:工業開発銀行
【ムンバイ】インド工業開発銀行(IDBI:Industrial Development Bank of India)が支援を提供する製造/サービス32部門449社の1999-2000年度の業績を調査したところ、純益は平均28%、売上も同12%の成長を見ており、国内産業の景気が回復基調にあることが裏付けられた。
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2000-08-01 ArtNo.23284(150/250)
◆基幹産業/消費財部門、第1四半期に不振な成長記録:CII
【ニューデリー】インドの基幹産業や一部の消費財部門は、今年第1四半期(4-6月)に一桁成長かマイナス成長を記録、2000-2001年度の業況見通しは厳しいものになっている。
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解説/論評 Interpretation/Commentary in 2000