2000-07-12 ArtNo.23074
◆ジオシンセティクス産業、5年後には年率50%成長
【ムンバイ】インドのジオシンセティクス産業は発生期に有り、国内需要は目下年間4000トン、100クロー(US$2235万)で、年率10%の成長を遂げているが、2005-07年の間には年率50%以上の成長が予想される。
合繊人絹工場研究協会(Sasmira:Synthetic & Art Silk Mill's Research Association)が9日主催したセミナーの席上、国内の主要ポリマー・メーカー、Reliance Industry Ltd(RIL)のNikhil R Meswani重役(ED)は、以上の見通しを語った。
インディアン・エクスプレスがMeswani氏の発言を引用し、10日報じたところによれば、ジオシンセティクスは、道路/橋梁/港湾/空港/ダム/運河/山岳ハイウェイ等の建設現場で広く用いられている。1万3000キロの全国ハイウェイ・プロジェクトを初めとして今5カ年計画期間には4万クロー(US$89.41億)のインフラ事業が計画されている。これらのインフラ事業だけで年間80クロー(US$1788万)のジオシンセティクスが必要とされる見通しだ。
インド国内には、大きな需要が存在する他、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)や高密度ポリエチレン(HDPE)等のポリメリック原料が豊富で、加えて製造/加工/検査/デザインに関わる施設や技術も備わっている。こうした点からもインドにおけるジオシンセティクス産業の成長の潜在性は大きい。
ジオシンセティクスの世界需要は1985年の9万9000トンから1999-2000年度の40万トンに拡大、2005年には57万4000トンに達する見通しだ。インドのこの方面のビジネス機会は2007年までに2500クロー(US$5.59億)に達する見通しと言う。
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