2000-05-23 ArtNo.22530
◆MSCI/連銀金利はポートフォリオ投資に影響しない:蔵相
【ニューデリー】Yashwant Sinha蔵相は19日、Morgan Stanley Capital International(MSCI)Indian Indexにおけるインドの比重が9.08%から7.45%に引き下げられたことや米国連邦準備制度理事会の金利引き上げにより、インドへのポートフォリオ投資が影響を受ける恐れはないとの見通しを示した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが20日、蔵相談話を引用し伝えたところによれば、MSCIも連銀の動きも当初から予想されたことで、市場は既に織り込み済みである。同様にインドへのファンド流入に対する東南アジア経済の影響が改善したと言う印象も受けていない。
所得税局官員の会議の合間に記者のインタビューに応じたシンハ蔵相によると、その実外国機関投資家の資金流入は2月と4月にピークに達したと言う。
蔵相はまた次期国会に財政責任法(Fiscal Responsibility Act)案を上程する計画を明かにした。専門委員会は同法案の最終草案をほぼ完成させており、近く同法案を討議する。
蔵相は公共企業(PSU)の政府持分売却計画を実行する決意を重ねて表明するとともに、 Air Indiaの政府持分処分を巡り、蔵相とSharad Yadav民間航空相の間に意見の対立が生じているとの報道を否定した。
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