2000-07-03 ArtNo.22979
◆インドの人材開発指数、174カ国中128位:UNDP
【ニューデリー】国連開発計画(UNDP)が先週木曜(6/29)発表した2000年度人材開発報告(Human Development Report 2000)によれば、インドの人材開発指数(HDI)は調査対象国174カ国中128位にランクされ、前年の132位から4ランク浮上した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが先週金曜(6/30)報じたところによれば、インドの順位はパキスタン135位、バングラデッシュ146位、ブータン142位、ネパール144位を凌いだのの、スリランカ84位、モルジブ89位、中国99位、韓国31位、シンガポール24位、マレーシア64位、タイ76位、フィリピン77位、インドネシア109位等に後れをとった。
HDIは人材開発の3つの指標、1)“購買力”、2)“出生時点の平均余命”、3)“就学率/識字率/学校定員のコンビネーション”を総合したもので、インドの1998年のHDIは0.563と、満点の1に43.7%及ばない。これに対して中国の指数は0.935で、不足分は6.5%に過ぎない。
とは言えインドのHDIは1975年0.405、1980年0.431、1985年0.470、1990年0.510、1998年0.563と改善の一途を辿っており、1人当たりの国内総生産(GDP)もこの間に1975年222米ドル、1990年331米ドル、1998年444米ドルと拡大している。
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