【ニューデリー】今年の雨期は例年並みと発表されたにも関わらず、インフレ基調は持続するものと予想されている。
インディアン・エクスプレスが1日報じたところによれば、Institute of Economic Growth (IEG)のエコノミストBB Bhatacharya氏は、「今年のインフレ率は6%を超える見通しだが、向こう2ヶ月の天候が鍵。多少でも雨雲が途切れるなら、インフレは一層高進する」と指摘した。
最新の全インド消費者物価指数(CPI:1982=100)は438と前月の434を4ポイント上回った。
Ernst and Young Pvt LtdのKN Memani会長も「ノーマル・モンスーンは朗報だが、インフレは持続し、再度下降に転じる以前に7%のピークが記録されるだろう」と予想した。
Rajiv Gandhi FoundationのエコノミストBibek Debroy氏も「ノーマルなモンスーンの影響は明かでないが、CPIベースのインフレ率は7~7.5%に達する」と予測している。