【ニューデリー】電力省は電力会社の政府持分売却により得た資金を電力会社に再注入するユニークな政府持分売却方式を立案している。
エコノミック・タイムズが11日伝えたところによれば、目下政府持分の売却が検討されているのは、National Thermal Power Corporation(NTPC)とNational Hydel Power Corporation(NHPC)。通常の方式では政府持分の売却により得られた資金はConsolidated Fund of India(CFI)に蓄えられた後、中央政府により様々な用途に利用されるが、実際のところ、大部分は赤字予算の補填に当てられている。
電力省は「これらの企業は政府持分が売却された後、最早政府の財政支援を受けられない。しかしその電力供給の目標を達成するには多額な投資を必要とするため、政府持分の売却により得られた資金は電力会社に再注入されるべきだ」と主張している。
しかしながら、消息筋によると、こうしたユニークな方式が実現するか否かは、政府持分処分局(DOD)が、電力会社にのみ特別なアレンジを認めるか否かにかかっていると言う。