【ムンバイ】インドの国内総生産(GDP)は今年(2000-01)7%の成長を遂げ、昨年(1999-2000)実績の6.4%を上回る見通しだ。
デカン・ヘラルドとエコノミック・タイムズが11日伝えたインド経済監視センター(CMIE:Centre for Monitoring Indian Economy)の月間報告によれば、農業部門の成長は昨年の1.3%から4.5%に加速、工業部門は昨年並みの8.6%、サービス業も健全な成長レベル維持が見込める。2000-01年の輸出は13%、輸入は10%の成長が見込め、経常収支の赤字はGDPの1%のレベルを保つ見通しだ。
今年4月の工業生産指数(IIP)は12%の成長をマークしたが、インフレ率は上昇基調に有り、卸売物価指数(WPI)の上昇は6.4%に達した。これは主に燃料価格の27%の上昇に伴うもので、一次産品価格も上昇しつつある。機械価格は概して安定している。WPIは2000-01年を通じて7%、消費者物価指数(CPI)は6%ほど上昇する見通しだ。しかし製造部門に対する新規投資は減退が見込まれると言う。