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	2000-07-07 ArtNo.23034 
	◆インド電子産業にUS$300億輸出機会:ECSEPC 
	【ニューデリー】インドの電子産業は、多国籍企業の製造拠点リロケーションや電子玩具、契約製造方面の300億米ドルのビジネス機会に恵まれている。 
  エコノミック・タイムズが5日、電子産業コンピューター・ソフトウェア輸出振興委員会(ECSEPC:Electronics and Computer Software Export Promotion Council)のD K Sareen常務理事(ED)の談話として伝えたところによると、例えばリロケーション・マーケットはシンガポールだけで200億米ドルが見込め、業界と政府は一致協力してインドを魅力的なリロケーションの候補地にする必要がある。シンガポールや他の先進国は目下電子製造拠点の移転候補地を物色している。 
  一方、電子玩具は今や100億米ドルの市場を形成している。インド電子玩具業界は、組織された部門の傘下に製造業務に従事し、国際的な輸出基準も満たせるよう方向転換せねばならない。 
  インドの電子ハードウェア輸出は僅か6億米ドルに過ぎないが、マネージメント・コンサルタント、マッキンゼイの報告によれば、インドは2008年までに100億米ドルの電子ハードウェアを輸出することができる。 
  他方、セキュリティー/メディカル・エレクトロニクスと契約製造業務を合わせれば、200億米ドルのビジネス機会が存在し、インドはこうした機会を積極的に利用せねばならない。 
  インドは女性労働者の第3シフト勤務や契約労働者の雇用を認めること、あるいは他国の相手先商標製造業者(OEM)との提携、関税スキームの合理化等を通じて、こうした機会を手にすることができる。 
  インド政府は、イスラエル、韓国、あるいは日本、米国、ドイツ等のOEMとの提携を奨励、地元業界が電子玩具の契約製造ビジネスを獲得するのを支援する必要があると言う。 
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