2000-07-28 ArtNo.23264
◆タミールナド州、インドのナンバーワンITセンターに
【ムンバイ】米国ハーバード大学の最近の研究報告は、タミールナド州が間もなくインド最大の情報技術(IT)州として浮上すると予想している。
ドイツ小規模ビジネス技術工芸連盟(German Confederation of Small Business and Skilled Crafts)とマドゥライ小規模産業協会(MADITSSIA:Madurai District Tiny and Small Scale Industries Association )が24/25日に共催した“ITは中小企業成長の道具”と題する2日間のセミナーの開幕スピーチを行ったタミールナド・テクノロジー・ミッションのVivek Harinarain主任(CEO)は、以上の消息を語った。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが26日報じたところによれば、タミールナド州は他州に先駆けIT政策を立案した他、州内の公共用地に光ファイバー・ケーブルを敷設することを認める法規も最近施行、こうした点で既に他州に先行している。
この他、WorldTelのプロジェクトの下、既にチェンナイにおけるケーブルの敷設工事がスタート、公共用地の提供を指示する通達が各地方政府に発送された。農村部にはインターネット・キオスクが設けられ、ITの州全体への普及が図られる。学校教育へのコンピューターの応用に関しては1999-2000年度中に666校が既に実行、今年内に別に600校が加わる。タミール・バーチャル・ユニバーシティーも間もなく開校され、政府系病院にはテレメディシンが導入される。タミールナド・インフォテック・ファンド創設の準備も進められている。
アンドラプラデシュ州におけるITイニシアチブが大きく報じられているものの、ITフィールドに関しては、タミールナド州は現在カルナタカ州に次いでインド国内第2位にランクされていると言う。
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