解説/論評 Interpretation/Commentary in 1995
◆<馬>中央銀行の介入で銀行同業間金利過去1年来の最高に
【クアラルンプル】マレーシア中央銀行の最近の流動性引き締め措置が奏功し、3カ月ものクアラルンプル銀行同業間金利(KLIBOR)は21日過去1年来最高の6.15%を記録、1、2カ月もの金利も6%の大台に迫っている。
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1995-03-24 ArtNo.980(52/203)
◆<星>製油業界、マージン縮小とSドル高の挟撃に
【シンガポール】シンガポールの製油会社は精製マージンの縮小とSドル高で、2重の打撃を受けている。
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1995-03-28 ArtNo.1024(53/203)
◆<星>マルチメディアPC出荷急増でCD-ROM業界に恩恵
【シンガポール】昨年のマルチメディアPC(パソコン)の出荷台数は一昨年の250万台から1030万台に300%増加した。
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1995-03-28 ArtNo.1030(54/203)
◆<馬>中央廃棄物処理場の早期建設が最善のダンピング防止策
【クアラルンプル】多くの州政府や業界団体がヌグリ・スンビラン州ブキ・ナナスの中央有毒廃棄物処理場の早期建設こそが非合法ダンピングの最善の防止策であると指摘している。
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1995-04-01 ArtNo.1090(55/203)
◆<馬>今年後半には緊縮政策導入も:アナリスト
【クアラルンプル】連続8年間の高度成長が続く中で景気過熱の兆候が既に生じており、今年後半には財政金融政策の引き締め措置が採られる可能性が有る。
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1995-04-01 ArtNo.1091(56/203)
◆<馬>副首相、大型インフラ開発に伴う景気過熱の懸念否定
【プタリン・ジャヤ】アンワル・イブラヒム副首相兼蔵相は木曜(3/30)、一連の大型インフラ開発に伴う景気過熱の恐れを否定した。
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1995-04-03 ArtNo.1103(57/203)
◆<星>上場企業純益、平均19.5%アップ
【シンガポール】昨年12月末締め年度の業績を発表したシンガポールの上場企業149社は平均19.5%の増益を達成した。
またこれらの企業の純益総額は一昨年の41億9000万Sドルから50億1000万Sドルに拡大した。
(決算期の異なるシンガポール航空やシンガポール・テレコム及び集計時点で業績が未発表なホワホンとANAホテルを除く) BT紙が集計したところによれば、一部の例外を除き幅広い業種にわたり好調な業績が記録され、特に不動産部門と金融部門の健闘が目立った。
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1995-04-04 ArtNo.1117(58/203)
◆<星>銀行業、今年は競争過熱で増益率鈍化
【シンガポール】シンガポール銀行界の今年の増益率は、厳しい環境に直面する中で昨年の22%から15~17%に鈍化するものと見込まれている。
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1995-04-06 ArtNo.1147(59/203)
◆<星>電子銘柄、好業績に関わらず株価低迷
【シンガポール】シンガポールの電子産業は昨年24%の成長を遂げ、今年も15~20%の成長が見込まれているが、証券市場の電子銘柄はいずれも1年前に比べ株価の大幅な値下がりを見ている。
取り分けマルチメディア市場をリードするクリエイティブやアズテク、地元コンピュータ・ジャイアンツのIPCの株価の凋落振りが注目される。
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1995-04-10 ArtNo.1194(60/203)
◆<馬>鉄鋼業、インフラ開発ブームの中で設備過剰に
【クアラルンプル】過去数年積極的な設備拡張を進めてきたマレーシアの鉄鋼業界は、向こう3年間に200億Mドルのインフラ開発が行われるにも関わらず、深刻な設備過剰に直面している。
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1995-04-11 ArtNo.1213(61/203)
◆<印尼>アジア開発銀行、労働集約産業への依存軽減勧告
【ジャカルタ】インドネシアが生産及び市場構造の十分な再編をなし得ないならその国際競争力を弱める可能性が有る。
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1995-04-27 ArtNo.1405(62/203)
◆<星>国民の宗教地図に比較的大きな変化
1995-05-02 ArtNo.1449(63/203)
◆<星>世界労働力競争力調査でトップに:Beri調査
【シンガポール】米国拠点のビジネス・リスク調査会社Beri(ビジネス・エンバイロンメント・リスク・インターナショナル)は、世界労働競争力調査でシンガポールを総合順位トップにランクした。
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1995-05-02 ArtNo.1456(64/203)
◆<印尼>不動産市況、国内経済好調で今年も堅調:JLW
【ジャカルタ】国内経済の好調と外人投資承認額の急増に支えられ、インドネシアの不動産市況は今年も堅調を維持する見通しだ。
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1995-05-03 ArtNo.1461(65/203)
◆<星>製造/海運業にSドル高が直撃
【シンガポール】シンガポール・ドル(Sドル)の値上がりは少なからぬ当地上場企業に衝撃を与えており、取り分け製造/海運業界の受けた打撃が深刻なようだ。
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1995-05-05 ArtNo.1497(66/203)
◆<馬>証券アナリスト、金融引き締め措置予想
【クアラルンプル】マレーシア当局はインフレ抑制と過熱気味の景気を冷却させるため金利を引き上げ、一層の金融引き締め策を講じる見通しだ。
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1995-05-06 ArtNo.1508(67/203)
◆<星>不動産会社、民間住宅市場に警戒色?
【シンガポール】シンガポールの不動産開発会社は民間住宅市場への警戒感を強め、宅地入札にも慎重な姿勢を見せ始めているようだ。
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1995-05-06 ArtNo.1513(68/203)
◆<馬>通信事業会社の合併統合は不可避:ビナリアン幹部
【クアラルンプル】マレーシア経済の好調な成長持続で、その時期は5~10年先に繰り延べられたものの、現在互いに競い合っている通信事業会社の合併統合は避けられないと言う。
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1995-05-08 ArtNo.1524(69/203)
◆<星>ビジネス・コスト、依然競争力:労相
【シンガポール】シンガポールのビジネス・コストは、労働コストの上昇に関わらず他の新興工業経済群(NIES)に比して依然競争力を有している。
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1995-05-16 ArtNo.1603(70/203)
◆<馬>今年は非国産車販売の先行き不透明:MMTA会長
【クアラルンプル】昨年記録的な成長を実現した非国産車販売が今年も昨年並みの成績を維持できるか、あるいはマイナス成長に陥るかを判断するのは難しいが、マレーシア自動車販売業者協会(MMTA)は依然20.7%の売上増を目標に掲げている。
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1995-05-19 ArtNo.1648(71/203)
◆<星>金利下降は0.25%ポイントまで:UOB会長
【シンガポール】シンガポール貨幣市場の供給は潤沢で、銀行同業間金利は極めて低い水準になっているが、国内金利が大幅に下降する可能性は少なく、最大0.25%ポイントの下降にとどまる見通しと言う。
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1995-05-23 ArtNo.1701(72/203)
◆<越>オフィス・ビル3棟の完成でハノイ不動産市場離陸へ
【ハノイ】向こう6カ月間に近代的オフィス・ビル3棟がオープンすることからハノイの不動産市場は離陸体勢に入りつつある。
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1995-05-27 ArtNo.1752(73/203)
◆<馬>第1四半期の経済成長率9.8%記録:ラシド・フサイン
【クアラルンプル】マレーシアの今年第1四半期の経済成長率は輸出の拡大と内需の好調に支えられ9.8%を記録、政府の通年の成長見通し8.9%や昨年実績の8.7%を上回った。
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1995-05-30 ArtNo.1777(74/203)
◆<星>今年の賃上げ率は5%前後に:NTUC書記長
【シンガポール】全国労働組合会議(NTUC)書記長を務めるリム・ブンヘン無任所相は28日に催されたNTUCファミリー・デーの席上、マスコミのインタビューに対して、今年の賃上げ率は5%前後にとどめるべきで、公務員も特別ボーナスを期待すべきではないとの考えを語った。
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1995-05-30 ArtNo.1778(75/203)
◆<星>輸出競争力下降:ソロモン・ブラザーズ
【シンガポール】シンガポールの輸出競争力は労働コストやビジネス・コストの上昇に加え、Sドルの強化で弱体化しつつある。
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1995-05-30 ArtNo.1782(76/203)
◆<馬>企業家情緒/消費者情緒指数共にアップ:MIER
【クアラルンプル】今年第1四半期のマレーシアの企業家情緒指数は昨年同期比0.1%、昨年第4四半期比6.9ポイントそれぞれアップし61.8を記録、また消費者情緒指数も、昨年同期比0.8%、昨年第4四半期比3.9%アップ、過去7年来最高の130.2をマークした。
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1995-05-31 ArtNo.1792(77/203)
◆多国籍企業、<星>労働者に最高の評価:香港調査会社サーベイ
【シンガポール】ビジネス・コストの上昇に関わらず、多国籍企業がシンガポールを投資地に選ぶ理由は当地労働者に対する高い評価に由来していると言う。
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1995-06-03 ArtNo.1846(78/203)
◆<馬>KLホテル業界、遠からず客室過剰に直面:クォク氏
【クアラルンプル】クアラルンプルのホテル業界は向こう数年内に客室過剰に直面する見通しだ。
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1995-06-06 ArtNo.1868(79/203)
◆<星>製造業空洞化の恐れなし:通産省報告書
【シンガポール】労働集約産業の海外移転に伴うサービス業の比重拡大で、国内経済が空洞化するような現象はシンガポールには生じていないと言う。
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1995-06-06 ArtNo.1878(80/203)
◆<馬>一層の金利上昇はなさそう:エコノミスト
【クアラルンプル】シンガポールとの大きな金利格差からアナリストらはマレーシアの金利がこれ以上上昇する可能性は少ないと見ている。
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1995-06-07 ArtNo.1883(81/203)
◆<星>サードパーティー・ターミナル業務の見通し良好
【シンガポール】サードパーティー・ターミナルのアジア地域における営業見通しは良好で、シンガポールはターミナル会社の地域センターとして急成長を遂げている。
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1995-06-07 ArtNo.1887(82/203)
◆<星>空港免税店、益々厳しい環境に直面
【シンガポール】シンガポールのチャンギ空港を初めとする空港免税店の経営者らは厳しさを増す市場環境への対応を迫られている。
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1995-06-07 ArtNo.1888(83/203)
◆<馬>労働力不足で外資系企業の3分の1が業務移転検討
【クアラルンプル】マレーシアに進出した外資系企業の3分の1が「労働力不足が持続するなら一部業務を他国に移転する可能性を検討する」としている。
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1995-06-09 ArtNo.1924(84/203)
◆<泰>インフレは制御下に:中央銀行総裁
【バンコク】最近の最低賃金の引き上げに関わらずタイの今年通年のインフレ率は5%以内にとどまる見通しだ。
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1995-06-13 ArtNo.1964(85/203)
◆<馬>不動産市況、住宅は上向き、オフィス/工業/観光は軟化
【クアラルンプル】マレーシアの不動産市況はコンドミニアムを除く住宅市況の好調が予想される反面、オフィス/工業/観光関連不動産の市況は軟化するものと見られる。
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1995-06-13 ArtNo.1966(86/203)
◆<馬>投資家、初のコール・ワラントに慎重な姿勢
【クアラルンプル】マレーシア投資家はクアラルンプル証取(KLSE)で6月7日から取引が開始されたマラヤン・バンキングBhd(メイバンク)のコール・ワラントに慎重な姿勢を示している。
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1995-06-15 ArtNo.1989(87/203)
◆<星>製油所のプライス・セッターの地位は不動:アナリスト
【シンガポール】域内に新たな製油所が続々誕生しているが、アジア石油市場におけるプライス・セッターとしてのシンガポールの地位は短期的には揺るがない見通しだ。
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1995-06-15 ArtNo.1994(88/203)
◆<馬>テレコム事業、資本市場を主要な資金源に
【クアラルンプル】マレーシアのテレコミュニケーション部門が向こう5年間に必要とする70億米ドルの大半が資本市場から調達される見通しだ。
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1995-06-16 ArtNo.2000(89/203)
◆<星>半導体ビジネスの好調来年末まで持続:NEC
【シンガポール】北米市場における需要の急増や新PC(パソコン)オペレーティング・システム(OS)の登場から、米国の景気動向に不安は残るもののアジアのセミコンダクター産業の活況は1996年末まで持続する見通しだ。
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1995-07-01 ArtNo.2198(90/203)
◆<星>Sドル切り下げによる輸出振興は有り得ない:蔵相
【シンガポール】シンガポールの近年の経済成長、貯蓄率の上昇、外貨準備の拡大から、益々多くの外資が流入したことが最近のSドル高の背景を成しており、こうした状況下には、Sドルの急騰を抑制することはできても、平価を切り下げて輸出を振興するようなことはできないと言う。
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1995-07-04 ArtNo.2229(91/203)
◆<星>アナリスト、インターネット接続サービスの収益性に疑問
【シンガポール】シンガポールがインターネット・ブームに沸く中で、アナリストはインターネット・サービスの収益性に懐疑を表明している。
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1995-07-04 ArtNo.2241(92/203)
◆<比>スービク、香港に代わる中継貿易港目指す
【シンガポール】スービク湾は1997年以降香港に代わって国際中継貿易港の役割を担うことを目指している。
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1995-07-05 ArtNo.2246(93/203)
◆<星>小売業不振底打ちに関わらず、依然低空飛行持続
【シンガポール】高度成長時にも1人不振を続けてきたシンガポールの小売業界は、景気全般が下降に転じる中で益々厳しい環境に直面するものと予想されている。
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1995-07-05 ArtNo.2249(94/203)
◆<馬>セメント不足は向こう1年持続:CCMA
【クアラルンプル】マレーシアを襲ったセメント不足は少なくとも1年は持続する見通しだ。
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1995-07-06 ArtNo.2262(95/203)
◆<馬>8.9%の成長目標は対外貿易如何:通産省
【クアラルンプル】今年通年の国内総生産(GDP)成長率が目標とする8.9%に達するか否かは、対外貿易の成績に依存している。
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1995-07-07 ArtNo.2275(96/203)
◆<星>電子業界、下半期の業況に依然強気な見通し
【シンガポール】証券業界のアナリストらが下半期の景気動向に悲観的になっているのに反して、電子業界の幹部らは今年下半期にも引き続き強い成長基調が維持されるものと予想している。
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1995-07-07 ArtNo.2286(97/203)
◆<越>鉄鋼産業、大幅増産
【ハノイ】ベトナム鉄鋼産業は再編とプラントの増設を通じて急成長を遂げようとしている。
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1995-07-08 ArtNo.2298(98/203)
◆<印尼>バクリー、テレコム事業の貢献で11倍の増益達成
【シンガポール】インドネシアのプリ・ブミ・コングロマリット、P.T.バクリー・ブラザーズが昨年テレコム事業を業務の中核に据えると宣言した際、多くの者が懐疑を抱いたが、最近発表された95年第1四半期の同グループ純益は前年同期比11倍以上の202億ルピア(S$1266万)を記録、この種の懐疑を雲散霧消させた。
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1995-07-10 ArtNo.2307(99/203)
◆<星>タンピニースの小売り戦争白熱化か
【シンガポール】ショッピング・センター“センチュリー・スクウェアー(S$1.25億)”と“タンピニース・モール(S$2.30億)”が向こう数カ月間に相次いでオープンすることからタンピニースにおける小売り戦争が白熱しそうだ。
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1995-07-12 ArtNo.2331(100/203)
◆<星>中期的成長目標を7%に上方修正:リー副首相
【シンガポール】シンガポール通産省は西暦2000年までの中期的経済成長目標をこれまでの4-6%から7%に上方修正した。
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解説/論評 Interpretation/Commentary in 1995