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1995-03-28 ArtNo.1030
◆<馬>中央廃棄物処理場の早期建設が最善のダンピング防止策
【クアラルンプル】多くの州政府や業界団体がヌグリ・スンビラン州ブキ・ナナスの中央有毒廃棄物処理場の早期建設こそが非合法ダンピングの最善の防止策であると指摘している。
サンデー・スターが26日報じたところによれば、ペナン州のコー・ツークン首席大臣は、同州環境委員会に危険な化学廃棄物の公共地へのダンピングを調査するよう指示した。同州では先週金曜住宅地のサッカー場近くに放置された28本のドラム缶入りトリクロロフッ素メタンが発見された他、同州の化学品卸業者が関係したパンコール島への廃棄物ダンピングも明るみに出ている。同首席大臣は「我々はペナンだけでなく、全国をカバーした管理システムを必要としている」と述べるとともに、「中央処理施設なしで、ペナン州に有毒廃棄物の中継基地を建設しても無意味」と指摘した。同州の一部の企業は工場内に保管しきれなくなった廃棄物を処理のため米国へ輸出している。一方、ペラ州環境委員会のオー・ハウチョン委員長によると、同州の少なくとも55社が工場内に有毒廃棄物を保存しており、その排出量は全国の有毒廃棄物の12%に相当する年間2万8000トンにのぼる。またパハン州ではほとんど全工場が敷地内に固形廃棄物を抱えており、特殊廃棄物は特製タンクに蓄えている。ジョホール州でも多くの企業がこの種の問題に直面、有る企業は敷地内に1530トンのヘドロを抱え、別の企業は過去6年間の操業で工場内の有毒廃棄物が9トンに達していると言う。(STAR:3/26,ST:3/27)
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