1995-06-13 ArtNo.1964
◆<馬>不動産市況、住宅は上向き、オフィス/工業/観光は軟化
【クアラルンプル】マレーシアの不動産市況はコンドミニアムを除く住宅市況の好調が予想される反面、オフィス/工業/観光関連不動産の市況は軟化するものと見られる。
マレーシア・ビルディング・ソサイアティーBhd(MBSB)のアブ・タリブ・オスマン会長によれば、国内景気の活況や非雇用者積立基金(EPF)新住宅ローン・スキームに刺激され、伝統的なテラス・ハウスやショップ・ハウスに対する需要の急増が見込まれる。地域的にはペナン、クアラルンプル、プタリン・ジャヤ、ジョホール・バルの市況が最も活況を呈する見通しだ。不動産市況はインフラの改善や銀行/金融機関からの資金供給の拡大で、新たなピークに達していると言う。一方、MBSBの1994年度税引き前利益は会社レベルで11.36%増の7609万Mドル、グループ・レベルでも112.2%増の7591万Mドルを記録した。(MBT:6/12)
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