1995-04-01 ArtNo.1091
◆<馬>副首相、大型インフラ開発に伴う景気過熱の懸念否定
【プタリン・ジャヤ】アンワル・イブラヒム副首相兼蔵相は木曜(3/30)、一連の大型インフラ開発に伴う景気過熱の恐れを否定した。
国際イスラム大学のハリラヤ午餐会に出席後マスコミのインタビューに応じたアンワル副首相は、中央銀行のアフマド・ドン総裁の最近の景気過熱談話に触れ以上の考えを語った。アフマド総裁は同行年次報告書発表会の席上、景気過熱を防止するため国内の一部大型インフラ開発プロジェクトの着工時期に見直しを加える必要が有ると指摘した。しかしアンワル副首相によると、政府は既にこうした点を配慮しており、例えば、クアラルンプル・シティー・センターの基礎工事完了後、スパン空港の基礎工事に着工、更にその後でプトラ・ジャヤ行政センターの工事に掛かるといったように慎重にスケジュールを組んでいる。国家経済計画を立案する際には、インフレ、対外債務、経済過熱の3つの側面を配慮する必要が有り、マレーシアの対外債務に関しては絶対額は大きいものの、比率は小さく、他の発展途上国の中では最低の部類に属すると言う。(LZ:3/31)
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