1995-06-07 ArtNo.1883
◆<星>サードパーティー・ターミナル業務の見通し良好
【シンガポール】サードパーティー・ターミナルのアジア地域における営業見通しは良好で、シンガポールはターミナル会社の地域センターとして急成長を遂げている。
米国拠点のGATXターミナル・コープのケン・ヤング取締役が5日開幕した“ターミナリング・アジア95”会議で語ったところによれば、ジョホールのミツイ・ターミナルやポート・クランのユニタンクの営業も好調だ。これらの企業が大量の資金を投じて貯蔵施設を拡張していることからも、自信のほどが窺える。同社も2億米ドル以上を投じて事業を拡張する計画で、この内のかなりの部分、あるいは全額がアジア地域に投じられる。中国山東省日照市嵐山港のターミナル合弁事業(60%出資)に1560万米ドルを投じる他、目下ベトナム、タイ、インド、韓国で合弁事業を進めており、中国の他の地域やインドネシアにおける投資機会も探っている。シンガポールにおける港湾局(PSA)及びジュロン・タウン公社(JTC)との合弁事業は第4次拡張計画下に有り、現在15万立米の貯蔵能力が20万立米に拡張されると言う。(ST,BT,LZ:6/6)
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