1995-03-28 ArtNo.1024
◆<星>マルチメディアPC出荷急増でCD-ROM業界に恩恵
【シンガポール】昨年のマルチメディアPC(パソコン)の出荷台数は一昨年の250万台から1030万台に300%増加した。
独立調査会社のデータクェストの報告によれば、アップルが240万台でトップ、以下パッカード・ベル(200万台弱)、コンパック(122万台)、IBM(82万台)と続く。マルチメディアは既に自動車販売におけるカー・ラジオと同様PCと一体のものと考えられるように成っている。マルチメディアPCは93年から昨年にかけて離陸、今年も更に35~40%の成長が見込めるが、これによりウェンズ・パリファラルズ、アズテク・システムズ、オプティクス・ストーリッジ等地元のCD-ROMドライブ・メーカーも恩恵を受けそうだ。CD-ROMドライブはマルチメディア・ソフトの媒体CD-ROM(コンパクト・ディスク・リード・オンリー・メモリ)とPCのアクセスを取り持つもので、マルチメディアPCには不可欠な周辺機器である。昨年は全世界で1100万台のCD-ROMドライブが販売されたが、シンガポール経済開発局(EDB)によれば、地元メーカー3社は昨年120万台を出荷したと言う。(BT:3/27)
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