1997-04-04 ArtNo.9991
◆<星>フジ・ゼロックス、売上げ倍増目指し新市場戦略導入
【シンガポール】フジ・ゼロックスはそれぞれの業界に通じた複数の企業とのパートナーシップを通じて2000年までに売上げを倍増する計画だ。
フジ・ゼロックス・アジア・パシフィックのオーシマ重役(MD)によると、情報技術(IT)の変化に伴いメインフレーム・プリンティング等の新市場が醸成されたが、同社が過去32年間にわたり採用してきた直販方式ではこうした新動向に有効に対応できない。シンガポールでの試みが成功すれば、マレーシア、韓国、オーストラリア、ニュージーランド市場にも応用される。
フジゼロックス・シンガポールのコー・チンホン重役(MD)によると、今日の売上げの40%はコピア、残りはプリンティング、出版、ソフトウェアで占められている。中小企業向けカスタム・メードの事務機売上げは新戦略の下、現在の1億Sドルから2000年までに2億Sドルに倍増する見通しだ。
同社は、パートナー5社の幅広い中小企業顧客ベースを通じて総合的なネットワーク・ソルーションを提供する。シンガポール証取(SES)上場アクマ子会社のシティーコム・ホールディングズはテレコミュニケーション領域を、サイム・ダービー子会社のMecomb及びモーション・スミスは海事/エンジニアリング領域を、オーストラリア証取上場企業GES子会社のディジランドはパーソナル・コンピューター/プリンター領域を、CoEは事務機領域を、それぞれ強味としていると言う。(ST,BT:4/3)
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