1995-03-25 ArtNo.999
◆<馬>KL証取のスクリップレス実現後、クロブは不要に
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)が3年後に完全にスクリップレス化された後も、シンガポールがマレーシア株の取引を続けるか否かについて、KLSEはシンガポール側の回答を待っている。
KLSEのサレー・マジッド重役(GM)が23日語ったところでは、完全スクリップレス化後は地元証券会社とマーチャント・バンクのみが、マレーシアン・セントラル・デポジトリーSdn Bhdに口座を設け、マレーシア株を取引でき、その際外国投資家は地元証券会社を通じてしかマレーシア株に投資できなくなる。シンガポールの店頭市場クロブ・インターナショナルでは仮証券を用いてマレーシア株の取引が行われているが、KLSEのスクリップレス化後技術的にこの種の取引は続けられなくなると言う。サレー重役は「我々はクロブを必要としない」と強調した。現在クロブで取引される銘柄の90%はマレーシア株で、香港、インドネシア、オーストラリア、フィリピン、欧州株が残りを占めている。(BT:3/24)
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