1997-04-02 ArtNo.9967
◆<馬>タイム株主総会、サプラ/ユニフォン権益買収を承認
【クアラルンプル】タイム・エンジニアリングBhd(TEB)の株主は日曜(3/30)に開かれた特別総会で、移動電話会社サプラ・デジタルSdn Bhd及び公衆電話会社ユニフォン・テレコミュニケーションズBhdの権益(各75%)買収(M$7.5億/M$4.7億)、親会社レノンBhdのTEBシェア追加購入に伴う強制公開買い付け義務の免除を認めた。
TEBはサプラ・デジタル権益買収のために新株1億5152万株を1株4.95Mドルで、ユニフォン権益買収のために新株9495万株を同じ価格で、それぞれ発行する。一方、TEB親会社のレノンは1億1528万株のTEB株を買い足し、その持ち分を46.77%の水準に維持する。
TEBの1996年12月期税引き利益は2479万Mドルと、企業権益買収の影響を受けないが、1997年度税引後損益は、買収前の4064万Mドルの利益から5171万Mドルの損失に転換する。これはサプラの移動電話サービスADAMの宣伝広告コストやパーソナル・コミュニケーション・ネットワーク及び公衆電話網の減価償却コスト、及び金利コストが嵩むため。しかし1998年度の予想税引き利益は買収以前の8968万Mドルから買収後の1億6519万Mドルに拡大すると言う。(NST,MBT,STAR:4/1)
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