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1995-03-25 ArtNo.996
◆＜星＞ＵＯＢ、今年は域内市場進出に注力
【シンガポール】ユナイテッド・オーバーシーズ・バンク(UOB)は昨年12月末締め年度に前年比24.2％増の税引後利益5億9294万Ｓドルを計上、過去8年来地場銀行のトップを守ってきたＤＢＳバンクを凌ぐ業績を達成した。
ＵＯＢのウィー・チョーヤオ会長によると、住宅不動産価格がほぼピークに達し、開発業者や投資家が既に観望姿勢を取り始めているため、今年の銀行貸出の伸びは減速するものと見られる。加えて競争の激化や証券市場の成長鈍化も予想されることから、今年度利益は一桁台の成長にとどまる見通しだ。しかし、国内産業の堅調な成長に支えられマレーシア業務は引き続き好業績を維持できそうだ。マレーシア支店のグループ利益への貢献は一昨年の1億Ｓドルから昨年の1億2500万Ｓドルに拡大、海外利益はグループ純益の20％を占めた。こうした中でＵＯＢは向こう数週間内にベトナムに初の支店を設ける他、中国における支店増設を計画している。また新商品を導入してインベストメント・バンキングとファンドマネージメントを強化する方針と言う。(ST,BT,LZ:3/24)
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