SEAnews 1997-04-01 ArtNo.9948

【シンガポール】シンガポールのＩＴ(情報技術)トレード・ショー業界は、現在の供給過剰が持続するなら、再編を強いられそうだ。
多国籍ＩＴ企業らは、いずれも少数の展示会に選択的に出展するとしている。シスコ・システムズ・サウス・アジア幹部は「少なからぬ展示会がメガショー化しているが、我々はいずれのショーに参加するか、判断せねばならない」と指摘、マイクロソフト・シンガポール幹部は「トレード・ショーへの参加は制限しており、少数の主要なショーに集中する」と述べ、コムデクス・シンガポールやＮ＋Ｉショーには出展しない可能性を示唆した。ＩＢＭアセアンの幹部も「マーケッティングに占めるトレード・ショーの比率は縮小しており、特別なＩＴテーマを有するショーも多くない」と語った。
また、コミュニッケアジア、ブロードキャストアジア、ネットワークアジア等のオーガナイザーを務めるシンガポール・エキシビション・サービシズの幹部も「もし今後引き続き多くのＩＴショーがシンガポールで催されるなら、業界の再編は免れないだろう」と語った。(BT:3/31)