1997-03-29 ArtNo.9923
◆<印度>イスパット製鉄事業コスト500クロー超過
【Mumbai】イスパット・インダストリーズLtd(IIL)のホット・ストリップ・ミル事業のコストは、当初見積もりの4792クローを既に500クロー超過している。
マハラシュトラ州ドルビに建設中の同工場の製造能力は年間300万トンで、今年7月に完成する予定だった。しかし工事は既に7ヶ月の遅れを来している。予算超過の原因は昨年1300クローの公募調達に失敗したためだが、消息筋は1998年4月以前に工事が完成する見通しはなく、工事の遅れはコストを一層嵩ませると指摘した。
現在プロジェクト資金は借款に依存しており、3300クローの借り入れの内、2200クローは外貨建て、残りはルピー建てとなっている。他人資本と自己資本の比率は2.3:1で、アナリストは稼働が遅延するほどコストは膨張すると指摘する。昨年は市場動向から公募が見送られたが、IILはその後公募調達の目標額を1300クローから800クローに縮小した。(ET:3/28)
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