1995-03-25 ArtNo.992
◆<星>サンテク45階オフィス・ビル非公開セール、全階成約
【シンガポール】サンテク・シティ・デベロップメンツ(SCD)は23日、マリーナ・センターに開発中の45階建てオフィス・ブロック1棟の全フロアを売却した。
SCDのウォン・コックヤップ不動産販売担当重役(GM)によると、売却はフロア・ベースで非公開で行われ、1日で全階が成約された。消息筋によると、購入者はSCDの出資者、事業関係者、友人等で、どの階を誰にいくつ割り振るかなどに苦慮したという。販売価格は1万~1万4700平方フィートの各階ごとに1平方フィート当たり1460~1742Sドルで、ほぼ売り手の言い値で成約された。SCDは海運のフランク・ツァオ氏、不動産のリー・カーシン氏、映画のランラン・ショウ氏等香港富豪11人が共同所有している。同消息は公開の売り出しを待ちわびていた投資家らをがっかりさせたものと見られる。不動産会社は今週末にも数階のマーケティングが行われるものと期待していたが、後は新オーナーの転売か、他の45階ブロック3棟が売りに出されるのを待つしかないようだ。(BT:3/24)
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