1997-03-29 ArtNo.9918
◆<馬>日立/東洋/伊藤忠、M$7.2億モノレール納入
【東京】日立製作所/東洋エンジニアリング/伊藤忠から成るコンソーシアムは27日、マハティール首相の立ち会いの下、KL PRT Sdn Bhdと、7億2000万Mドルのモノレール・システム納入契約を結んだ。
同契約の下、日立は列車の設計/製造/納入を、東洋エンジニアリングは据付工事を引き受け、運行/保守は伊藤忠がトーヨー・モノレールCo Ltd及び日立の協力の下に担当する。KL PRTは19億Mドルを投じてクアラルンプル市内にピープルムーバー・ラピド・トランジット(PRT)と命名された全長16キロの高架モノレール・システムを建設する。同社は昨年10月26日にマレーシア政府と30年間のPRTシステム建設/経営/保守契約を結んでいる。
PRTは複線軌道、21駅、補助発電所、2つのデポを建設する。第1期工事は1998年末までに、第2期工事は1999年末までに、それぞれ完成する。同システムはクアラルンプル中央市街とオールド・クラン・ロード・コリドーにおける大量公共輸送を引き受ける。4両編成の列車の最大定員は632人、最高時速は80キロで、14列車が運行に供される。ブミプトラ出資率51%のKL PRTにはKLリニアシティーSdn Bhdが63%、KLモノレール・コンセショネイアーSdn Bhdが37%出資している。(MBT,STAR:3/27)
|