1997-03-27 ArtNo.9903
◆<馬>日本プレシジョン、M$4千万工場で電子銃部品製造
【クアンタン】ニッポン・マイニング・アンド・メタル・カンパニーLtd(NMMC)、富士エレクトロニクス、兼松の3社が3ヶ月前に合弁で設立したニッポン・プレシジョン・テクノロジー(M)Sdn Bhd(NPTM)は、パハン州グブン・インダストリアル・エステートの2.6haの土地に4000万Mドルを投じて新工場を建設、東南アジアのTV/PC(パソコン)用精密部品市場の開拓を図る。
NMMCのエンドウ重役が24日に催されたパハン州開発公社との工場用地買収契約調印式後語ったところによると、当初資本金1400万MドルのNPIMは、直ちに工場建設に着手、今年末の完工を目指す。来年の稼働時には100人が雇用され、初年度に5000万Mドルの売上達成が目指される。従業員はその後160人に増員される。
NPIMは日本で開発・蓄積された技術をバックにマレーシアだけでなく、東南アジアにおける電子銃部品のパイオニアとなる。親会社3社は、それぞれ異なる領域の専門ノーハウを備えており、NMMCは良質の金属を、富士エレクトロニクスは精密部品製造技術を、兼松はマーケッティング・ネットワークを、それぞれ提供すると言う。(NST,STAR:3/26)
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