1997-03-27 ArtNo.9902
◆<馬>シンガポールとの2国間関係の凍結を閣議決定
【クアラルンプル】マレーシア政府は26日の定例閣議でシンガポールとの新規2国間関係(fresh bilateral dealings)を凍結する方針を決定した。
この日の閣議は訪日中のマハティール首相の他、首相に随行したアブドラ・バダウィ外相等の主要閣僚も不在の中で、アンワル副首相により主宰された。
モハマド・ラマット情報相は、閣議後、シンガポール側に熱意がないことから、マレーシアとしても、以前のようにシンガポールとの関係強化や友好関係の樹立を積極的に進める訳には行かないと指摘した。
別の閣僚によると、政府間関係や与党間の関係の他、未調印のシンガポール企業関連の契約も影響を受ける。また他の閣僚によると、今回の決定は、マレーシア政府がリー・クアンユー上級相の謝罪受け入れを宣言した後発表された、シンガポール・サイドのコメント、取り分けゴー・チョクトン首相とジャヤクマール外相の談話が原因と言う。
シンガポール外務省はマレーシア外務省の声明を実際に目にするまでは、何もコメントできないとしている。(ST,BT,LZ:3/27)
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