1995-01-11 ArtNo.99
◆<馬>Ekran会長、電線会社PWE支配権益買収
【クアラルンプル】サラワク州の華人実業家ティン・ペクキイン氏はクアラルンプル証取2部上場の電子会社PWEインダストリーズBhdの28.9%の権益を取得したのに伴い、9日、トンク・アブドラ氏に代わりPWE会長に就任した。
バクン水力発電事業を引き受けたEkran Bhdや木材企業パシフィック・ケミカルズBhdの会長を兼ねるティン氏は地元紙の質問に対して強制公開買付が義務づけられた33%の一歩手前まで、更にPWEの持ち株を買い足す考えを明らかにしたが、同氏の目標はバクン水力発電事業に必要な電力施設の供給を確保することにあるようだ。PWEは電線付属品、サーキット・ブレーカー、低電圧スイッチギアーの製造を手掛けている。同氏の登場でこれまでPWEの最大株主だったクリプサル(M)Sdn Bhdは第2位に後退した。(NST,NS,BT:1/10)
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