1997-03-26 ArtNo.9886
◆<星>ライオン・アジアパック、中国単車会社の50%権益買収
【シンガポール】マレーシアのライオン・グループのシンガポール子会社、ライオン・アジアパックは、ウィリアム・チェン会長の個人会社ライオン・ホールディングズから中国におけるオートバイ製造合弁会社4社(Yipeng/Yirong/Yizhong/Victor)の50%の権益を4860万Sドルで買収した。
ライオン・アジアパックのサム・チョンキーン重役(MD)が24日明らかにしたところによると、これら4社はライオン・ホールディングズと中国浙江銭江摩托集団(Zhejiang Qianjiang Motorcycle Group)との合弁会社。4社の合計営業額は1991年の1370万Sドルから昨年の1億6650万Sドルに拡大、税引き前利益も同期に70万Sドルから1850万Sドルの急増した。また4社の昨年のオートバイ販売台数は19万1000台と、中国市場の2.1%のシェアを占めている。中国のオートバイ市場は1991-95年の間に年率56%の成長を見ており、2000年には116億Sドルに達する見通しだ。
ライオン・アジアパックはまたマレーシアのコンテナ製造施設2カ所を合併し、生産性の向上を図る。同社の昨年12月締め半期営業額は2680万Sドルで、450万Sドルの損失を計上した。不振な業績は競争の過熱と、高騰時に原料を仕入れたことに伴うもの。しかし下半期には中国のオートバイ・ビジネス等の貢献で業績は改善する見通しという。(BT,LZ:3/25)
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