1997-03-24 ArtNo.9854
◆<星>シーゲート、無錫工場にUS$3200万追加投資
【無錫】ディスク・ドライブ(HDD)メーカー、シーゲート・テクノロジーは3200万米ドルを投じてウーシー(無錫)シンガポール・インダストリアル・パーク(WSIP)工場のHDD製造能力を2倍に拡大する。
リチャード・ダウンニング上級副社長によると、既存工場の隣に5万8000平方フィートの新工場が設けられ、今年下半期にはHDD製造業務を旧工場から新工場に移す。旧工場では過去20ヶ月間に100万ユニットのHDDを製造したに過ぎないが、新工場では四半期ごとに100万ユニット以上のHDDが製造できる。その後旧工場ではヘッドスタックが製造され、最終的に1日2万5000ユニットが製造される。これまでヘッドスタックはタイで製造されていたが、HDDと同じ場所で製造されることにより、生産効率が高まる。無錫工場の従業者は現在の1600人から3200人に拡大され、同工場への累積投資は5200万米ドルに拡大する。WSIPはシンガポール・テクノロジーズ・インダストリアル・コープと無錫市政府の合弁事業。シーゲートは深センにも元のコナー・パリファラルズの工場を有する。
一方、シンガポールの2月のHDD輸出は昨年同月比9.5%減の10億6000万ユニットにとどまったが、これにはシーゲートがローエンド・デスクトップ・ドライブの製造業務を中国に移転したことが影響している。シンガポールではMR(マグネット・レジスティブ)技術を応用したハイエンド製品が製造されると言う。(ST,BT,LZ:3/22)
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