1997-03-21 ArtNo.9830
◆<馬>フェデラル・オート、乗用車への過剰依存是正
【クアラルンプル】フェデラル・オート・ホールディングズBhd(FAH)は、乗用車の製造販売事業への過剰依存の是正を図っている。
ヘン・リーチャン重役(MD)が19日の特別総会後語ったところによると、現在ボルボ・カーの製造/販売を手がけるフェデラル・オート・カーズSdn Bhd(FAC)がグループ営業額の65%に貢献、バス、トラックの製造や工業/海事用エンジンの製造を手がけるフェデラル・オート・インダストリアルSdn Bhd(FAI)が残りの35%を占めている。同社は乗用車、バス、トラック、工業・海事用エンジン部門が各25%を占めることを理想としている。 ボルボ製乗用車/バス/トラックのマレーシアにおけるソール・フランチャイズ/ディストリビューターを務める同グループは非国産車市場の8-9%、全自動車市場の0.8%のシェアを占めている。
乗用車部門では完全ノックダウン(CKD)及び完成車(CBU)の双方に近く2~3の新モデルを追加する。また今年半ばまでには10リッター・エンジン搭載のバス・シャーシー5モデルを投入、市場の反応を調査する。 一方、この日の総会ではワゴン・エンジニアリングSdn Bhdの60%の持ち分を親会社のRumpun Hijau Corporation Sdn Bhdに売却することが承認された。ランプン・ヒジャウはFAHに35%出資している。同売却によりFAHは自動車ビジネスに専心できると言う。(NST,STAR:3/20)
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