1997-03-19 ArtNo.9805
◆<泰>タイ・パラキシレン、三菱/三井/東雲と提携
【バンコク】タイ・オイル子会社のタイ・パラキシレン(TPX)は、製品市場を確保する狙いから、三菱に加え三井や台湾のTuntex(東雲)ペトロケミカルの出資も受け入れる計画だ。
タイ・オイルのKaseme Chatikavanij重役(MD)が17日に催されたインダストリー・ファイナス・コーポレーション・タイランドとの1億6500万米ドルの借款契約及び日揮/ウィーラー・インターナショナルとのパラキシレン・プラントの建設/プロジェクト・エンジニアリング・サービス契約調印式の席上明らかにしたところによると、チョンブリ省に70億バーツを投じて建設される新プラントは1999年に稼働、年間30万トンのパラキシレンが生産される。
この内15万トンは東雲に、10万~15万トンはサイアム・ミツイに現在の国際価格を基準にした固定価格で供給される。TPXにはタイ・オイルが62%、三菱石油子会社のMOCホールディングズ(タイランド)が残りを出資している。しかしタイ・オイルはその出資率を51%まで引き下げる用意があり、最終的な各社の出資率は向こう2~3年内に確定すると言う。(BD:3/18)
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