1997-03-19 ArtNo.9803
◆<馬>政府は国際化戦略に基づき化学産業振興:首相
【クアンタン】マレーシア政府は経済国際化戦略に基づき第2工業マスタープラン(SIMP:1996-2000)の下、向こう10年間に化学産業の振興に力を入れる。
マハティール首相がW.R.グレース・パッケージング(M)Sdn Bhdのパハン州クアンタン工場の開所式の席上語ったところによれば、製造業の生産倍増計画の下、化学産業には高付加価値業務への転換が奨励される。SIMPでは、化学産業は石油化学品と医薬品の2部門に分けられている。
両部門の製造業付加価値生産に対する貢献は引き続き低水準にとどまるが、1996-2005年の間には急速な成長が見込める。1995-2000年及び2001-2005年の間の石油化学部門の付加価値生産成長率は各17.1%と10.3%、製造業付加価値生産への貢献は1994年の4.7%から2005年の8.6%に拡大する見通しだ。医薬品産業の付加価値生産成長率は1995-2000年が年率20%、2001-2005年が年率18.7%、製造業付加価値生産全体への貢献率は1994年の0.4%から2005年の1.1%にアップする見通しだ。
SIMP下では、化学産業、電子/電気産業、繊維/衣料産業、運輸機器、材料産業、機械産業、資源基礎/食品産業、農業基礎/食品産業の8クラスターの振興に力が入れられ、これら8クラスターの製造業付加価値生産への貢献は1995年の76%から2005年の98.9%に拡大する見通しだ。(NST,MBT,STAR:3/18)
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