1997-03-19 ArtNo.9794
◆<星>地下鉄/造船会社、基本通信ライセンスに共同入札
【シンガポール】地下鉄経営のシンガポールMRT(SMRT)と造船事業から多角化路線を歩む政府系コングロマリットのスンバワン・コープは17日、共同で第2基本電気通信事業ライセンスに入札すると発表した。
両社は、共同声明の中で目下入札の条件やコンディション、採算性等に関する調査を進めているとだけ述べ、詳細は伝えていないが、業界消息通は外国パートナーは米国第4位の長距離電話会社MFSワールドコムと見ている。スンバワン・コープ・スポークスマンはMRTシステムのトンネルや高架軌道は通信幹線の構築に利用でき、これらのインフラを最大限に活用するとしている。
先週木曜には、シンガポール・パワー/シンガポール・テクノロジーズがNTT/ブリティッシュ・テレコムと手を組み関係入札に参加する方針を発表、またそれ以前にはシンガポール・プレス・ホールディングズ(SPH)とケッペル・グループも共同で入札する方針を明らかにしている。後者チームは、セル式電話及びページング免許入札で手を結んだケーブル&ワイヤレスを再びパートナーに選ぶものと見られている。(ST,BT:3/18)
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