1997-03-18 ArtNo.9788
◆<馬>バイエル、東南アジア農薬市場開拓の橋頭堡構築
【レーヴァークーゼン】ドイツの総合化学会社バイエルAGはマレーシアを東南アジア農薬市場開拓の拠点とする計画だ。
バイエルのFred Robert Heiker副社長(農薬担当)によると、同部門の販促活動は来年開始される。バイエル農薬部門の研究開発(R&D)活動は目下日本で手がけられている。バイエルはこれまで欧州と米国市場でシェア拡大を図ってきたが、マレーシア、インドネシア、フィリピン等が新興市場として台頭している。バイエルはこうした新興市場の開拓を目下真剣に研究している。
同社の農薬ビジネスは除草剤、防虫剤、殺菌剤の3領域から成る。バイエルは農薬売上の13%、年間2億9000万マルク(M$4.06億)を新製品の開発に投入、毎年平均2つの新製品を市場に投入することを目指していると言う。(STAR:3/17)
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