1997-03-18 ArtNo.9786
◆<馬>NECマシーナリ、新工場稼働でM$3千万売上予想
【スバン】半導体製造機器の製作を手がけるNECマシーナリ(M)Sdn Bhdは2500万Mドルを投じて設けた新工場の稼働に伴いの今年の売上が3000万Mドルに達するものと予想している。
ニチデン・マシーナリのヤマモト・ヤスヒコ社長およびNECマシーナリのタケダ・イサオ重役(MD)がラフィダ通産相を招いて催された新工場の開所式で語ったところによると、製品は日本以外のアジア市場に供給され、2000年までに年商は5600万Mドルに達する見通しだ。
NECマシーナリはNEC子会社ニチデン・マシーナリLtdの完全出資子会社として1995年に払込資本750万Mドルで設立された。スバン・ハイテク・インダストリアル・パークの1万4984平米の土地に設けられた3583平米の新工場には約70人が勤務、昨年10月以来デザインや部品の製造、ダイボンダー等の半導体製造機器の組立・販売を手がけている。東南アジアでダイボンダーの製造を手がけるのは同社が初めてと見られる。
ニチデン・マシーナリはダイボンダーの製造では世界シェア24%でトップに立っており、1995年のシェアは22%で2位だった。なおNECグループ企業のマレーシアにおける営業額は23億Mドル、内14億は輸出売上で占められている。(NST,STAR:10/17)
|