1997-03-15 ArtNo.9757
◆<馬>BPI、印刷/包装/光ファイバー事業の主役目指す
【クアラルンプル】クアラルンプル証取(KLSE)二部上場のブライト・パッケージング・インダストリーBhd(BPI)は、印刷/包装/光ファイバー事業領域におけるビッグ・プレーヤーを目指している。
Ravindran Markandu重役(MD)によると、BPIのビジネスの90%はタバコ/食品業界向けアルミ・ホイル・ラミネーションで占められているが、最近75%の権益を買収したMarkmas Pak-Print Sdn Bhd(MPP)を通じて他のタイプのペーパー・パッケージング市場への進出が図られる。包装市場は急成長を遂げており、プラスチック、ボトル、製缶事業への進出も可能だ。
一方、BPIが50%所有するPhoton Technologies(M)Sdn Bhdは光ファイバーの製造を手がけて1年になるが、同社の製造能力は間もなく年間25万キロに拡張される。近く証取に上場される同社はオプティカル・プレフォームの製造も手がける計画だ。光ファイバー市場は年間3000万キロに達し、価格はキロ当たり約60米ドルとなっている。同社は国際市場におけるプレゼンスの確立を目指している。
Ravindran氏は1993年に友人のタン・セイジム、ノール・アズミ・アハマド、ロナルド・リム・スンリョンの3氏と共同でBPIを買収、1995年10月に証取上場を果たした。タン氏及びもう1人のBPI取締役ヒャン・コックスン氏とRavindran氏は、20年来の友人で、ともにUMWの重役を務めた。タン氏は現在ライオン・グループの財務担当重役、ヒャン氏はナイレックスBhdの重役(MD)を兼ねている。これらのBPI取締役陣はムサ・ヒタム会長(元副首相)と緊密な関係を築いている。ムサ氏はまたライオン・ランドBhdの会長でもあると言う。(STAR:3/14)
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