1997-03-14 ArtNo.9738
◆<星>URA商業用地2区画に予想上回る高値入札
【シンガポール】都市再開発局(URA)が入札にかけたThomson/Moulmein RoadとRochor/Ophir Roadの99年リース権付き商業用地2区画には、UOB(大華銀行)グループと台湾投資家ホワン・チョウシュエン(黄周旋)氏がアナリストらの予想を上回る一番札を入れた。
UOB/ユナイテッド・オーバーシーズ・ランド(UOL)/シンガポール・ランドの姉妹チームは、ノベナ地下鉄駅に隣接したThomson/Moulmein Roadの1万6700平米の区画(プロット・レシオ4.5倍/25階ビル可)に5億800万Sドルで応札したが、開発可能最大床面積を基準にした平方フィート当たり価格は674Sドルとなり、アナリストらの予測や二番札を3分の1ほど上回っている。建設コストも加算した採算ライン売値は平方フィート当たり1350~1450Sドル。平方フィート当たりオフィス賃貸料月額6Sドルなら、4.4~4.7%の投資収益が見込める。
またパーク・ビュー・グループを率いる黄周旋氏は、ブギス地下鉄駅やブギス・ジャンクションに近いRochor/Ophir Roadの6500平米の区画(プロット・レシオ6倍/25階ビル可)に2億3681万Sドルをオファーしたが、これは同上平方フィート当たり562Sドルで、アナリストらが予想した506Sドルを上回っている。平方フィート当たりオフィス賃貸料6Sドルなら5%の投資収益が見込める。 目下優良商業不動産の平均投資収益率は4~6%なため、アナリストは両区画のトップ入札価格は依然として採算ベースと評している。(ST,BT,LZ:3/13)
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