1997-03-12 ArtNo.9711
◆<馬>WRグレース、シュリンク・フィルム製造施設拡張
【クアンタン】米国フロリダ拠点のW.R.Grace & Co(WRG)傘下のポリオレフィン・シュリンク・フィルム製造会社W.R.グレース・パッケージング(M)Sdn (WRGPM)Bhdは来年までにパハン州クアンタン市Gebengに設けた工場における新生産ライン2本の試運転を開始する。
WRGMのノール・アズミ生産主任によると、小売り製品や消費財の包装に使用されるシュリンク・フィルムの第3生産ラインは今年下半期に、第4生産ラインは来年、それぞれ稼働、これに伴い年間生産能力は2600トン拡大する。昨年6月に稼働した最初の生産ライン2本の年産能力は1300トン。
来週月曜、マハティール首相により開所式が催されるW.R.グレース・スペシャリティー・ケミカルズ(M)Sdn Bhdの生産ラインは各年間2600トンのシリカ製造能力を有する。
親会社のWRGはグブン工業団地の30haの用地を購入したが、まだこれら子会社により6haが使用されているに過ぎない。グループは向こう20年間に5億4000万~10億Mドルを投じて、生産ラインを増強する。製品はアジア大平洋地域市場に輸出され、日本当局の輸出認可も6ヶ月以内に得られる見通しだ。(NST:3/11)
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