1995-03-23 ArtNo.971
◆<馬>LNG3、着工繰り上げ、日本石油出資率は縮小も
【クアラルンプル】マレーシアの第3液化天然ガス(LNG3)プロジェクトが予想より早く着工される可能性が生じていると言う。
消息筋によるとLNG3の主要パートナーを務める米国オキシデンタル・ペトローリアム・コープの幹部が22日マレーシアを訪れ、国営石油会社ペトロナスの幹部と会談した模様だ。両者は早急にプロジェクトを進めることを希望しているが、LNG3の第3パートナーを務める日本石油は資金事情からプロジェクトの延期を希望しているとされる。一方、LNG2の主要パートナーのシェルは最近、LNG3にも強い関心を示しており、こうした中でペトロナスとオキシデンタルが技術的経験を持たず、金融面のみを担当する日本石油にその持ち株を縮小し、シェルの参加を受け入れるよう圧力をかける可能性が有る。仮にオキシデンタル幹部の今回のマレーシア訪問がポジティブなものなら、LNG3は目標とする2000年を待たずに軌道に乗るかも知れないと言う。(MBT:3/22)
|