1997-03-11 ArtNo.9693
◆<星>AimQuest、インターネットFAX新技術近く発表
【シンガポール】インターネット・ソフトウェア・プロバイダーAimQuest Corpは、市内通話料金で世界のどこへでもFAXを送付、世界のどこからでも自社サーバーにアクセスできる新技術の開発に全力を傾注している。
AimQuestのチャン・マンケイン重役(東南アジア担当MD)によれば、インターネットFAXとコーポレート・ローミングはビジネスにおけるインターネット・アクセスに一大転換をもたらす新技術でいずれもインターネットとインターネット・サービス・プロバイダー(ISP)を通じて実現される。新技術は向こう2、3ヶ月中に発表され、ISP各社に提供される。
AimQuestを支援するコンソーシアムのGRIC(グローバル・リーチ・インターネット・コネクション)には、シンガポールのシングネット、サイバーウェイ、マレーシアのテレコム・マレーシア、マレーシア・オン・ライン、THBアジアコネクトを含む27ヶ国のISPおよびテレコム企業約60社が参加している。GRICメンバーは現在市内通話料金でEメールによる世界各地へのアクセスを提供できるが、FAXサービスやコーポレート・サーバーへのアクセスはまだ実現していない。
中国大陸出身のホン・チェン氏に率いられるカリフォルニア拠点のAimQuestは、シンガポール・テレコム、Vertexマネージメント、エイサー、H&Qアジア・パシフィック等からベンチャー・キャピタル・ファンドを得ており、各種インターネット関連ソフトウェアをパッケージにした、インフラウェアをISP、電気通信会社、大手企業をターゲットに販売している。インフラウェアの価格は6万5000~25万米ドル。同社は今年末までにこの他、インターネット・フォーン・ソフト新製品も発表する予定だ。(BT:3/10)
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